大日精化工業賞
環境色彩
- 受賞者のコメント
- 美しい丘陵と花の風景に魅せられ、毎年夏に北海道美瑛町を訪れています。2006年7月、その写真によって美瑛の丘を有名にした故前田真三氏のギャラリーの前を過ぎ、数分間車を走らせていたところ、左手におとぎの国にでも出てくるような家が目に入りました。赤い屋根、ラベンダーをはじめとする花々が植えられた庭と、まるで写真を撮ってくださいといわんばかりのシチュエーションに感動し、夢中でシャッターを切りました。
- 審査員評価
- 色とりどりの花が咲き乱れる庭と、赤い屋根の家の景観をコンビネーションよくとらえた「おとぎの家」、道祖神祭りの飾りの色合いが雪のなかで映える「祭りの日」、蛇の目傘の色と半被のバランスがよい「踊りの日笠が美しい」と、「環境色彩」が多様に表現されていました。
- 企業コメント
- 優秀賞「おとぎの家」は、「環境色彩」という難しいテーマをてらいなく、非常にストレートにとらえた作品。作者の純粋な気持ちがファンタスティックな映像として、色鮮やかに表現されています。これまで13回、同じテーマで作品を募集していますが、季節感あふれる自然の色と建物の色との調和は、環境色彩の典型といえるはじめての作品。
ハイテクと色彩の総合メーカーとして、あらゆる産業に色彩製品を提供する大日精化工業では、環境対応製品の開発や環境・安全・健康を確保する国際的な自主活動であるレスポンシブル・ケア運動はじめ、環境経営に力を入れています。また、地方自治体の色彩基準策定や景観色彩条例づくりなどを行うカラープランニングセンターを設立以来支援し、環境美の形成にも貢献しています。 - 大日精化工業株式会社 カラープランニングセンター