JR東日本賞
自然の中に
- 受賞者のコメント
- 山形県米沢市にある笹野観音付近の光景です。2008年12月末のこの日は時に吹雪き、時には晴れ間が見えるという変化の激しい天気でした。私の住む福島では、降雪量の減少で雪のシーンの撮影が難しくなっています。米沢市あたりであればかろうじて可能ですが、雪国を表現するには十分とはいえず、地球温暖化を身に染みて感じています。
- 審査員評価
- 雪景色のなかに残る柿の色が生きた優秀賞は、豊かな詩情を感じさせる作品。太陽の光が注ぐなかで祈る人の姿を切り取った雄大な「大海への謝意」、大自然と人の姿に対比を利かせた「山小屋へ」も、自然とそこに生きる人の営みの調和をしっかり描いています。
- 企業コメント
- 白一色といっていい光景のなかにある、小さな柿の実の赤が鮮やかな優秀賞「吹雪く日」。力強くも温かみを帯びた作品で、改めて自然の厳しさ、そして植物の生命力を感じさせてくれます。日本の原風景として、ぜひ後世に残したいとの思いから優秀賞に選出しました。また佳作の2枚も、自然の壮大さを感じさせてくれる作品です。
JR東日本では、事業活動と環境保護の両立を目指し、省エネ車両の開発、リサイクルの推進、森づくりなど、多面的な環境保護活動を行っています。そして2009年には、「鉄道事業のCO2総排出量を2030年度までに50%削減(1990年度比)する」という目標を見据え、「環境技術研究所」を設立。目標の達成に向け、積極的かつ長期的に取り組んでいきます。 - 東日本旅客鉄道株式会社