伊藤忠商事賞
気候
~そのめぐみ~
- 受賞者のコメント
- 梅雨の明けた7月上旬、有人島では日本最南端となる沖縄県・波照間島のニシ浜の午後の一コマです。真夏の強烈な太陽が照りつけるなか、積乱雲がにわかにわき上がり、わずかな時間で天空の龍のように細く長々と変化していく様子が見られました。青い海と空、白い雲がつくりだす素晴らしい光景に自然環境のかけがえのなさを感じました。
- 審査員評価
- 天に向かう龍のような雲の造形の面白さを、手前の人とともに押さえた迫力のある優秀賞、対比の妙が楽しい「案山子」、田の神様に祈りを捧げる様子を背景の山とともに収めた「おさばい様」、人をポイントに気候のあり方を表現した3点が入賞しました。
- 企業コメント
- 抜けるように青い空、ゆったりと広がる沖縄の海原、そして龍神を彷彿させる雲を切り取った優秀賞「雲の造形」。雲を見守っている人物が、雄大な光景を引き締めていると感じます。少女の愛らしい表情がアクセントになっている「案山子」、手を合わせる女性の姿が印象的な「おさばい様(田の神様)」も、テーマにふさわしい作品でした。
伊藤忠商事は2009年度より新たに総本社直轄の「ソーラー事業推進部」を設置しました。また創業150周年記念事業として、グループ全体で環境・社会貢献活動の「ITOCHU Group:Forest for Orang-utan」を実施。ボルネオ島の熱帯雨林再生および生態系保全活動に取り組むなど、多様な面から環境保全を推進しています。 - 伊藤忠商事株式会社