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環境フォト・コンテスト

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シチズン賞

瞬間

 かけがえのない自然の一瞬をとらえて形にし、未来へのメッセージにしたい。そんな願いに、皆様のかけがえのない一瞬を刻み続ける存在でありたいという弊社の思いをあわせ、本年度の募集テーマを「瞬間」としました。自然界のさまざまな場面で繰り広げられる決定的瞬間を切り取った、この地球の「今」を伝える作品をお待ちしています。

シチズン賞
優秀賞
画題「里の沼に生きる」
黒瀬邦彦(46歳)
歯科医
岡山県吉備中央町
受賞者のコメント
岡山県にある自宅近くの沼には、春になると産卵期の魚を目当てに魚食性の猛禽、ミサゴがやってきます。5月の早朝、暗いうちからブラインドに入り、魚を捕らえた瞬間をやっと撮影させてくれました。この沼は人間のゴミであふれていますが、そんなことはお構いなしに、彼らはたくましく生きています。動物は食べるためにほかの命を犠牲にすることはあっても、環境を汚すのは人間だけ。「人が環境をつくる」と痛感します。
審査員評価
ミサゴの鋭い目、はねる魚の様子と瞬間のドラマを細部までしっかり写し出し、心ない人間が捨てた空き缶との対比も心に残る優秀賞、厳冬期の渓谷で立ち上るもやに光が射した瞬間を狙った「朝もやの源流」、望遠レンズを用い、太陽に重なる鷺をダイナミックに写し出した「夜明けの讃歌」の3点が入賞しました。
シチズン賞
佳作
画題「朝もやの源流」
堀川 宏(50歳)
自営業
熊本県西合志町
シチズン賞
佳作
画題「夜明けの讃歌」
辻 和絵(60歳)
無職
和歌山県新宮市
企業コメント
 シチズンでは、環境保全を重要な経営課題ととらえ、1999年に環境管理室を設置し、2004年にはCSR室を設置いたしました。そこでの根本理念は、社名にあるとおり「市民に愛され市民に貢献する」。これを掲げて地道な企業努力を重ねてまいりました。エコマークの認定を受けた電池交換不要の光発電式時計「エコ・ドライブ」は、その代表といえる製品で、すでに腕時計生産量の60%以上がこの技術を採用するまでになりました。
 環境フォト・コンテストは今回から作品テーマを「癒しの時」から「瞬間」に変更しました。応募作品には、いったいどのように撮影したんだろう、と思わせるインパクトのあるものが多く寄せられ感謝しています。なかでも優秀賞は、まさに「瞬間」であると同時に、水面に浮かぶ空き缶が、いまの時代の環境破壊を象徴しているようで、印象に残る作品でした。
シチズン時計株式会社