トヨタ賞
緑~人間と自然~
- 受賞者のコメント
- 2005年8月中旬。猛暑のなか、男の子が田んぼを駆け回り、トンボ捕りに夢中になっていました。入賞した作品は、やっとの思いで捕らえたトンボを自慢げに見せてくれた男の子の笑顔をとらえた一コマ。近年、休耕田が増え、また田んぼで遊んでいる子供の姿を目にすることも少なくなりました。これからの子供たちにも、こうした自然のなかでの遊びを通じ、自然の大切さ、すばらしさを学んでいってもらえればと願っています。
- 審査員評価
- 暑い日差しの下、夢中で捕らえたトンボを見せる子供のはつらつとした表情、人の良さそうな感じ、自慢げな様子をキャッチした優秀賞、田植えを経験する子供の初々しい喜びがよく表れた「初体験」、子供たちの様子に稲作の大切さが伝わる「体験学習」、いずれも自然と人間との関係をしっかりとらえています。
- 企業コメント
- 今年もトヨタ賞に多数のご応募をいただき誠にありがとうございます。
自然を象徴し、私たちに安らぎを与えてくれる「緑」は、トヨタエコプロジェクトのイメージカラーです。そして「ハイブリッド技術の向上、展開をはじめとした環境先進技術のさらなる開発を通して、環境負荷低減に貢献したい」という想いで持続可能なモビリティ社会の実現に取り組んでいます。
そんなトヨタが掲げた作品テーマは「緑~人間と自然~」。応募された作品の多くは自然の懐に抱かれた人間の生き生きとした姿をとらえていただき、毎回感動しております。トンボを捕り目じりを下げて喜ぶ子供と、それを見守る案山子の対比が生み出すほほえましい雰囲気の作品が、今年の優秀賞です。 - トヨタ自動車株式会社