王子製紙賞
森の仲間たち
- 受賞者のコメント
- 6月の早朝、埼玉県児玉町の休耕田で、あぜの篠にとまったイトトンボをとらえました。穏やかな朝、篠にもトンボにも朝露がつき、水面に映った太陽が二つになっています。隣りには休耕田を利用したハス田もありました。人間も小さな生き物も生きていける地球。身近な生き物たちをファインダーを通して見つめつづけていきたいと思います。
- 審査員評価
- 穏やかな朝の光景に、一日の息吹が伝わる優秀賞は、審査員から満点を獲得しました。不思議な昆虫の姿が驚きを呼ぶ「バイバイ! じゃあ 又ね」は、瞬間を切り取るという写真の特性をうまく生かした作品です。
- 企業コメント
- 日本の国土の0.8%、大阪府の面積に相当する19万haの森林を保有する当社は、森と深いかかわりをもっています。募集テーマは、森との共生への願いを込めたもので、本年度の選考基準は「自然を愛おしく思える風景」でした。一日の始まりを迎えたトンボが、どこへ飛んでいくのかという思いに胸を打たれる優秀賞「日の出の詩」は、社内選考でも満票で1位になっています。
当社はこれまでも積極的な植林事業による「森のリサイクル」、古紙利用を進める「紙のリサイクル」を中心に、数値目標を定めた環境行動計画に沿って活動を推進。現在ニュージーランド、ベトナム等で、2010年までに20万haを目指して植林を実行中です。今後も地球的視野から、環境と文化への貢献を続けていきます。 - 王子製紙株式会社