味の素賞
食と健康
かけがえのない自然の恵みの象徴である「食」、そしてそれがもたらす「健康」は明日のよりよい生活の基盤です。季節の食材や日常の食事など、私たちと「食」との関わりのなかに、環境の大切さを表現してください。
- 優秀賞
- 画題「共に白髪の生えるまで」
- 五十嵐邦彦（49歳）
- 会社員
- 秋田県雄物川町
- 受賞者のコメント
- 2002年の12月、大根の薫製「いぶり漬けがっこ」の生産で知られる秋田県山内村での一枚です。降りしきる雪の中での大根の収穫や、小屋を密閉してのいぶし、氷点下での漬け込み作業……。そんなご夫婦の苦労が「がっこ」のおいしさに結実します。お二人がいつまでも健康で、おいしい「がっこ」づくりを続けてくださるよう、願ってやみません。
- 審査員評価
- 働く人の喜びをずっしりとした大根の重量感と共に描き出した「共に白髪の生えるまで」は、満票で優秀賞に選ばれました。「伝承の業」は、昔ながらのそうめんづくりの様子をしっかりとした構成でとらえています。
- 佳作
- 画題「伝承の業」
- 播 道夫（64歳）
- 無職
- 大阪府枚方市
- 佳作
- 画題「取れ立て届けます」
- 野中精悟（60歳）
- 自由業
- 東京都江東区
- 企業コメント
- 協賛開始から9年、また、企業理念である「地球的な視野にたち、“食”と“健康”、そして明日のよりよい生活に貢献する」に沿ってテーマを「食と健康」に変更して3年。優秀賞「共に白髪の生えるまで」は、お二人の笑顔と年輪を感じさせる手が心に残り、社内の審査でも満点を獲得しました。
農作物を主原料とする食品メーカーとして、世界22カ国で幅広い事業を展開する味の素グループは、「味の素グループ・ゼロエミッション」計画を掲げて取り組んでいます。この計画は事業活動によって発生する各種環境負荷（廃棄物、排水、排ガス、CO2排出など）を極小化し、競争力強化を図り、事業の持続的発展を目指すものです。味の素グループは、事業と地球環境との共生に努めます。 - 味の素株式会社