コニカミノルタ賞
光と色
- 受賞者のコメント
- 2003年11月の朝、兵庫県市川町にある自宅の庭で写しました。さまざまな草花や樹木を植えた庭には、年間を通じてアマガエル、カタツムリ、カマキリ、トンボなどの小動物がやってきて、四季折々の撮影を楽しんでいます。こうした身近な自然のなかでも気温の上昇は実感されるもので、例えば1980年代の半ばには9月になると池から朝霧が立ち、それを撮影していましたが、最近は朝が冷え込むのも遅く、早くても10月中頃からです。
- 審査員評価
- 色づいた葉とトンボの影、光る朝露の配置が絶妙な「朝光」は、細かな観察眼が生きた作品。魚を獲る漁師をポイントに赤で統一された「夜明」、夜光虫の光と灯台の明かりを青を基調に描いた「夜の夜光虫」など、それぞれ自然界の光と色を魅力的にとらえました。
- 企業コメント
- フィルムやカメラ、複写機、プリンタなど、当社が扱う商品はすべて画像にかかわっています。そしてその画像は、まさにテーマである「光と色」が構成するもの。真っ赤な葉に透けて見えるトンボときらめく水滴を写した優秀賞「朝光」は、まさしくテーマにふさわしい象徴的な作品でした。また佳作の2点も、自然の偉大さ、美しさを存分に表現しています。
美しい光と色は、美しい地球からこそ生まれるもの。それを守るために、当社ではグローバルな視点で環境経営を進めています。リデュース、リユース、リサイクルを実現する環境配慮型製品の開発などは、その一例です。今後も製品のライフサイクル全段階で環境負荷削減を追求し、社会的責任を果たしていきます。 - コニカミノルタホールディングス株式会社