東京海上日動賞
海と空
- 受賞者のコメント
- 島根県大社町にある日御碕での撮影です。冬の山陰沖は気象の変化が大きく、海はシケの日が多くなります。寒風吹きすさぶなか、うみねこの大群が荒海に向かって一斉に飛び立つ雄大な光景を狙いました。この岬は島根半島の西部にあたり、沖合の経島には、11月になるとシベリアから7000~8000羽のうみねこが飛来します。鳥たちは4月に産卵のシーズンを迎え、やがて7月には再び北へ。産卵地の経島は国の天然記念物にも指定されています。
- 審査員評価
- 荒波が逆巻く冬の日本海に、うみねこが群れ飛ぶ、ダイナミックな「群翔」、珊瑚礁の鮮やかな色あいと空に浮かぶ雲という、大自然の情景を謳いあげた「海の日」、海原と親子が一体になっている様子がよくつかめている「盛夏」の3作品が入賞しました。
- 企業コメント
- 昨年10月1日、合併により、東京海上日動として新たなスタートを切りました。当社の経営理念の基本は「安心と安全」の提供。環境面についても、地球とそこに暮らす私たちの安心と安全のため、積極的に取り組んでいます。主な活動としては、東南アジア・南太平洋地域6カ国におけるマングローブ植林があり、すでに3000ha以上の植林を達成しています。
テーマの「海と空」は、当社のコーポレートカラーでもあるブルーの象徴。今回、このテーマから環境大臣賞が選出され、大変感激しています。またどの入賞作品も、人々や動植物が鮮やかなブルーに見事に溶け込んでいたことが非常に印象的でした。作品にあるような自然をいつまでも残していかなければならない、と改めて痛感しています。 - 東京海上日動火災保険株式会社