日本生命賞
生きる力
- 受賞者のコメント
- 博多湾の真ん中に浮かぶ能古島は、福岡市の一部でありながら豊かな自然が残る、歴史のある土地。その美しさに魅せられ、四季をとおして通うようになって早1年がたちました。この作品は2004年8月、偶然出会った農家の方を撮影したもの。初対面にもかかわらず、話をしながら快く撮らせていただきました。日焼けをした顔の白いひげと力強い手に年輪を感じます。今後も島の自然や人々の生活を撮りつづけていきたいと思います。
- 審査員評価
- 自然と闘いながら農業生活を守ってきた農夫の自信に満ちた表情が素晴らしい「農夫」、一列になった子供を親が見守るさまが微笑ましい「整列・プラス1」、大地に根を張る樹木の生命力を感じる「老木」と、人、動物、植物の“生きる力”が写し出されました。
- 企業コメント
- 今回テーマを「森林のいのち」から「生きる力」としました。「生きる力」を応援する生命保険会社として、様々な生命のエネルギーを表現してほしいとの思いからです。優秀賞の「農夫」は、自然のなかで培った年輪がありありと感じられる1枚。シンプルななかにも力強さを感じさせます。また同時に、豊かな環境とは何かを考えさせる作品でもありました。
環境への取り組みとして、日本全国で植樹運動を展開。事業活動で使用した紙を森として還元しようとの目的で1992年にスタートし、現在では日本各地164カ所に「ニッセイの森」をつくることができました。今後も「ニッセイ未来を育む森づくり」として、かけがえのない地球環境を次の世代に引き継いでいきたいと考えています。 - 日本生命保険相互会社