キリンビール賞
人も自然もうれしい
このテーマは、キリングループのスローガン「うれしいを、つぎつぎと。」から発想したものです。環境問題とは、言い換えれば人と自然がどのようにかかわるかという問題。人と自然のつながりを「うれしさ」の観点から表現してください。
- 優秀賞
- 画題「実りのよろこび」
- 吉野和夫（72歳）
- 自営業
- 島根県松江市
- 受賞者のコメント
- 2004年の9月、島根県松江市の隣町にある谷間の小さな棚田。稲刈りをする農家の方に苦労をねぎらう声をかけたところ、素晴らしい笑顔を見せてくれました。海抜300ｍを超えるこの地区は、市街地に隣接しながら山里の景観をなし、伝統ある出雲神楽も盛ん。四季の風景や祭りなど、人々の生活が自然と共生しているような場所です。残念ながらここの棚田にもちらほら休耕田が見られ、寂しく感じましたが、この笑顔に救われる思いでした。
- 審査員評価
- 1年の苦労が実り、刈り取りに励む人の充実感あふれる笑顔が印象的な「実りのよろこび」、落ち葉のなかで自然を楽しむ親子の姿が微笑ましい「秋の日」、楽の音が聞こえてきそうな「夏のハーモニー」と、自然と人のかかわりをとらえた多様な応募がありました。
- 佳作
- 画題「秋の日」
- 竹村和子（58歳）
- 主婦
- 岐阜県各務原市
- 佳作
- 画題「夏のハーモニー」
- 鈴木義徳（59歳）
- 会社員
- 静岡県浜松市
- 企業コメント
- テーマ「人も自然もうれしい」は、コーポレートスローガン「うれしいを、つぎつぎと。」にちなんだもの。ここには、商品をとおしてばかりでなく、環境保全を含めた社会的責任を果たしながら、社会と共生する企業でありたいという思いが込められています。具体的には、ビンや缶のリサイクル、ビール製造に欠かせない水を守るための植林活動、全ビール工場での廃棄物ゼロ達成など、事業活動全体での取り組みを行っています。
審査に関しては、画面からうれしさが伝わるもの、見ている方もうれしくなってしまうような作品、という基準で選定を行いました。多くの応募作品のなかでも、収穫の笑顔をとらえた優秀賞「実りのよろこび」の１枚が際立っていました。 - キリンビール株式会社