伊藤忠商事賞
地球のめぐみ
- 受賞者のコメント
- 数十年前、福井県の部子山頂上付近に群生するブナ林周辺で舞うアサギマダラに感動し、2012年8月、再度撮影に出かけました。周辺は登山ブームの影響で林道の舗装工事が始まり、環境悪化が懸念されています。この貴重な環境を人の都合で破壊することなく、残していきたいと願っています。
- 審査員評価
- 星条旗のような羽の蝶と手前の草花、遠くの山々などを優れた構図で1枚に切り取った優秀賞、リスの冬支度の姿でテーマを表現した「積雪期への備え」、山並みが映り込んだ田で補植にいそしむ人の姿に稲作への思いが伝わる「田んぼの朝」の3作が入選しました。
- 企業コメント
- 伊藤忠商事は、米国での世界最大級の風力発電所をはじめ、多様な再生可能エネルギー事業を展開し、CO2削減に貢献しています。昨年 3月にはクリーン発電の観点から注目される廃棄物燃焼・発電事業にも出資。ビジネスを通じた環境問題の解決に取り組んでいます。このほか、インドネシア・ボルネオ島で世界的な自然保護団体 WWFが推進する熱帯雨林の再生事業を、一般企業としては最大規模となる 967haで支援しています。 優秀賞の「ようこそ桃源郷へ」。夏の太陽に照らされた緑の中を、日本で唯一「渡り」を行うといわれるアサギマダラが優雅に舞う姿は、自然の豊かさを感じさせてくれます。自然界の営みを引き継ぎ、守っていくことの大切さを訴えかける一枚です。
- 伊藤忠商事株式会社