大日精化工業賞
環境色彩
- 受賞者のコメント
- 長崎、佐賀、福岡、熊本に囲まれた有明海。例年 10月中旬になると海苔の種付けが解禁となり、網が一斉に張り込まれます。秋には色とりどりの海苔網の花が咲き、冬には真っ黒な海苔が育つ。いつまでも、そんな有明海であってほしいと願っています。
- 審査員評価
- 超望遠レンズを使い、カラフルな網と立ち並ぶ竹竿をボリューム感をもって写し出した優秀賞は、自然と人工物との調和を感じさせる力作。復興への願いが伝わる「被災地へ希望を」、虚像と実像をうまく組み合わせた「回廊」もそれぞれ特色ある作品です。
- 企業コメント
- 色彩化学メーカーとして当社では、化学物質を取り扱う立場としての責任ある自主管理活動「レスポンシブル・ケア活動」をはじめ、美しい都市景観や色彩条例づくりに参画する「カラープランニングセンター」の支援などを推進。また、環境配慮製品として「塗るだけで太陽熱をカットできる」遮熱コート材などを開発・販売しています。
赤、青、緑、紫、そして赤と連なる海苔網の色が印象的な優秀賞。林立する竹竿の渋い色味と海の青とが総体となって、海で働く人々の環境の色をつくりだしています。被災地へのエールとして500 個あまりの風船が放たれた「被災地へ希望を」、幻想的な「回廊」も、テーマをよく描いています。 - 大日精化工業株式会社