伊藤忠商事賞
地球のめぐみ
- 受賞者のコメント
- 2014年の7月に仙台市にある蒲生干潟を訪れました。3年前の震災で津波の被害に遭った場所ですが、徐々に生き物たちの数が増えつつあると聞きます。地球のめぐみである「海」は、人間にもカニにも必要なものです。時に大きな災害に見舞われても、たくましく生きる様は、同じであると感じました。
- 審査員評価
- 再生した干潟から呼びかけるようなカニの様子を見事なカメラワークでとらえた優秀賞は、メッセージ性の高い秀作。佳作は日本の原風景を守る人々を描いた「今年も豊作」、朝靄の中の丹頂鶴を収めた「喜びのダンス」と、残し続けたい自然を描く2点が受賞しました。
- 企業コメント
- 東日本大震災で大津波の影響を受け、多くの動植物が消えてしまった「蒲生干潟」。復元不能といわれた「沈黙の干潟」で生きるカニの姿は、干潟が元に戻りつつある復興の象徴であり、未来への希望です。「ぼくの干潟へようこそ」は、まさにテーマ「地球のめぐみ」にふさわしい作品でした。
伊藤忠商事は、再生可能エネルギーを中心とした環境配慮型ビジネスを通じて、環境問題の解決に取り組んでいます。米国では世界最大級の風力発電事業を推進。また英国では、クリーン発電の観点から注目される廃棄物燃焼・発電事業にも出資しています。さらにマレーシア・ボルネオ島では、世界的な自然保護団体である WWFが推進する熱帯林の再生事業のうち、一般企業として最大規模の967ヘクタールで支援しています。 - 伊藤忠商事株式会社