環境大臣賞/環境フォト大賞
(オルガノ賞[水]から)
- 審査員評価
- 清らかな流れに足を浸して涼をとりながら碁を打つ大人たち、水遊びをする後方の若者、冷えていかにも美味しそうになっている手前のスイカ。そうしたものの一つひとつから、「かけがえのない水の清らかさを大切にしていきたい」という撮影者の思いが伝わる素晴らしい作品で、第3次審査でも各審査員から満票を獲得。最終審査で環境大臣賞に選出されました。
見る者に「こういう光景を大切にしたい」という思い、また「こんな美しい自然のもとでゆったりと楽しむことができてうらやましい」という思いを起こさせる作品でもあり、構図と色彩などもしっかりとしていて、第1次審査の時から心に残っていました。
美しい景観に魅せられつつ、自然風景の撮影を続けていますが、例えば棚田なども近年は厳しい条件のなかで人の手が入らなくなり、荒れてしまっているところが増えているようで心配です。自分にできることは何だろうと考えるとともに、楽しみながらの撮影が少しでも役に立ってくれたらと思うばかりです。