A:19世紀末から20世紀初頭にかけて時代を彩った「芸術様式」のことです
アンティーク着物の話題の中でよく耳にする「アール・ヌーヴォー」「アール・デコ」とは、19世紀末から20世紀初頭にかけて時代を彩った「芸術様式」のこと。ポスター、工芸品、家具をはじめ、室内装飾や建築、街づくりに至るまで、日常生活のさまざまな分野に応用された様式だ。
「アール・ヌーヴォー」とは、“新しい芸術”という意味。丁寧な描写。昆虫、植物、女性の髪などをしなやかな曲線で描く。
一方、「アール・デコ」とは、“装飾美術”という意味。直線と曲線を用いたシンプルなラインで、デザイン化することに長(た)けている。
(七緒vol.51 特集「『アンティーク』の冒険」内 「ヌーヴォーとデコが知りたい」より)
⇒「アール・ヌーヴォー」「アール・デコ」は着物にどのように採り入れられたの?
アンティーク着物を身近に楽しむために、もう少しそれぞれの世界を覗いてみましょう!