Q 文様やモチーフと上手に付き合うには?

 

 

うちわの中に描かれた波と小さな帯留めの千鳥で「波に千鳥」。日本の夏モチーフの代表格ともいえる取り合わせ。シックな帯は、ついシンプル着物と合わせてあっさり着てしまいがちだが「ぜひ、夏しか出来ない大胆な組み合わせに挑戦してほしい」とコバヤシさん。

A:モチーフ濃度に応じて、大人の距離感を楽しみましょう 答える人:コバヤシクミさん

夏は大胆なモチーフに心が躍る季節。せっかくなので、上手に文様と付き合いたいですよね。

ひとめぼれでぽーっとのぼせがちなモチーフだからこそ、大人の距離感を学びましょう。

「モチーフ濃度が濃い着物は、帯は引き算が基本。とはいえ無難な白の無地帯や小物だと、シンプルすぎてそれぞれが孤立した印象に。着物の色とリンクさせた引き算帯に、小物でちょっぴり足し算すると、はじけるように楽しい柄の世界観がグッと際立ってきますよ」。とコバヤシさん。

モチーフ濃度があっさり低めの着物の場合、色数を抑えたモダンな着こなしを狙って、うっかり“全身ぼんやり”コーデは避けたいところ。小物で引き締めて。

(七緒vol.50 特集「『文様』おしゃれ図鑑」内 「距離感OK? モチーフ術」より)

 

⇒モチーフ濃度も自由自在。夏だからこその楽しいコーディネートを楽しみましょう!

vol.50 はこちら