Q:着物にいつものめがね、なんだか違和感……。
A:単体で見ると「ちょっと派手かな?」というめがねが、着物にはなじむんです。 答える人・藤 裕美さん(眼鏡スタイリスト)
いわゆる〝ふつう〟のめがねだと、着物のときに違和感を覚えませんか? めがね単体で見ると「ちょっと派手かな?」と思うぐらいが、着物にはなじむと思います。少し視点を変えて色や形で楽しむと、かけている姿は全体になじみつつ、よく見るとおしゃれに。3本の共通項は、色使いと、前から見たときのリムの薄さ。
かしこまった席でも心配のない、控えめでシンプルなめがねをかけたい。そんな人はとにかくそぎ落とされたフレームを選びましょう。シンプルな中に少しだけ個性(ポイント)を入れる! これが重要。
(vol.47「めがねを探しに」より)
藤(とう) 裕美さん 。10年間、眼鏡店で働きながら彫金技術を学び、めがねを製作、個展も開く。ショッププロデュースや買いつけ、イベント企画を経験し、2007年、ドイツへ渡り眼鏡ブランド「FROST」に勤務。帰国後、2009年から眼鏡スタイリストとして活動。著書に、めがね愛あふれる『めがねを買いに』(WAVE出版)。HP「眼鏡予報」http://glasses-o-o-brille.com/
⇒誌面では、さらに着物と好相性のめがね探しのポイントを紹介。めがねって「人生の半分は、誰しもお世話になるものですからね」。