京都の人たちは実は昔から、
日々の暮らしの中ではぜいたくをせず、
知恵と工夫を凝らして豊かさを楽しむ達人。
その手法のひとつが、目の前のものをほかの何かになぞらえる「見立て」。
ブランド志向や「コレはこうでなくちゃ」という思い込みを捨てて、
イラストレーターの津田蘭子さんと、いざ、素材探しの京都旅へ!
軽やかな気持ちで気になるお店を巡ってみれば、
新鮮な発見に刺激されて、むくむくとアイデアが湧いてきました。
小さな古裂の店「とよ」で惚れ込んだアンティークの帯地を、
ちゃちゃっとミシン縫いして名刺ケースに。
この花のような大きめの柄の場合、
どこを「顔」にするかで雰囲気もガラリと変わりそう。
「案外簡単なので、小さなハギレの活用に、どうぞ」
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材料
表地 12×16cm 1枚
裏地 12×16cm 1枚
(裏地は表地と同じでも、違う布でもOK)
ポケット布 12×12cm 2枚
接着芯12×16cm 1枚
(不織布、織地、どちらでもOK。厚地や硬めがお薦め)
ミシン糸
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見立てる人、イラスト=津田蘭子(イラストレーター)
文=高橋マキ
撮影=石川奈都子