誰でも「5分」帯結び
まずは肩に掛けて、体に巻いて、結んで、お太鼓をつくって……あれあれ、緩んできちゃった、やり直し。帯結びって難しい、と汗と涙を拭っていると「いえいえ、帯結びは簡単。失敗なんてあり得ません!」という力強い声が。
堀口初音さんの帯結びメソッドは、シンプルかつロジカル。誰でも5分で名古屋帯が結べて、しかも緩まず、着崩れず、お太鼓もきれい。しかもそれが3日間のプログラムで達成できるという。
「ホントに失敗しないで結べるの?」と半信半疑だった大宮エリーさんも大成功。 あなたもきっと結べます!
1日30分。3日で誰でもできる
「初音流」「5分」帯結びプログラム
プログラムでは「体に巻く」「お太鼓の上をつくる」「お太鼓の下をつくる」を3日かけて練習していく。
1日の練習時間は30分程度。着物でなく、洋服の上から帯を巻いて練習するのでもOK。
正月休みなど、まとまった時間がとれるときに、さあレッツトラ〜イ!
各プロセスを段階を踏みながら、3日続けて練習するだけで、誰でも5分できれいに結べるようになる夢のプログラム。
教える人=堀口初音
着つけ教室「キモノ*スイーツ」主宰。着物で生活することを視野に入れた、着心地がよく快適な着つけ法を教えている。毎朝のジョギング時を除き、365日着物で暮らし、着つけ時間は10分以内。現役の日本舞踊家で、芸名は山村若静紀。
体験する人=大宮エリー
作家・脚本家・画家などとしてマルチに活躍中。着物好きながら帯結びはもっぱら母頼み。自分で手早く結べるようになり、「いつか海外の展覧会でさらりと着物を着たいな」との野望を抱く。最新刊は『なんとか生きてますッ』(新潮文庫)。
撮影=久富健太郎(人物)、森山雅智(手順) ヘアメイク=木村智華子(シックスセンス) イラスト=ほりゆりこ