「帯のおしゃれ」新法則
帯合わせって、楽しいけれど悩ましくもある。着物と帯の組み合わせのコツって? 万能な帯ってあるの? 柄と柄の上手なコーディネート術は? いつもおしゃれなあの人たちに、とっておきの帯合わせ「新法則」、教えていただきました。
太田ゆかほさん、 佐野千津穂さん(「月日荘」運営)の 新法則は…「インパクトカラー」の帯を選ぶ
ゆかほさん(右)も千津穂さんも、シックな無地の着物に黄色やピンクといった華やかな色の帯を合わせた印象深いコーディネート。
“インパクトカラー”の帯 3つの要素
一、華やぎ
二、クリアで濁りなし
三、遠目にもわかる色
秋月洋子さん(着物スタイリスト)の新法則は…「無地感覚のきれいめな織り」の帯を選ぶ
万筋の江戸小紋にシックな帯合わせ。糸菊の刺繍半衿と袖口からちらりと見えるよろけ縞(じま)の八掛けが秋月さんらしい、小さな足し算のおしゃれ。
〝きれいめな織り〞の帯 3つの要素
一、薄くてしなやか
二、控えめな艶
三、立体感がある
樺澤貴子さん(フリー編集者)の新法則は…「デフォルメ古典」の帯を選ぶ
「どんぐり柄?」と会話も弾む着物の飛び刺繍は、茶道具の仕覆(しふく)がモチーフ。大胆な鏡文の帯で、メリハリのある装いに。
“デフォルメ古典”二大原則
古典文様×柄が大きい
撮影=尾嶝 太(静物)、関 めぐみ(人物) 撮影協力=山下 悠