ツイート 銘仙、アールデコ、乙女柄……。レトロな柄の世界は、やっぱり愛おしい。 作家・小川糸さん、柄の世界に最接近。「柄が楽しいこの着物、帯になりますか?」 着物と出会ったのは、二十代の半ば頃だった。祖母が亡くなり、大量の着物を譲り受けた。明治の終わりに生まれた祖母は盛夏以外、ほぼ一年中、着物に袖を通して家事をこなした。 祖母が遺(のこ)した着物を着たい一心で…… Vol.41はこちら