【Vol.41】【「柄遊び」のトビラ】うっとり柄との大人な再会

作家・小川糸さん、柄の世界に最接近。「柄が楽しいこの着物、帯になりますか?」

着物と出会ったのは、二十代の半ば頃だった。祖母が亡くなり、大量の着物を譲り受けた。明治の終わりに生まれた祖母は盛夏以外、ほぼ一年中、着物に袖を通して家事をこなした。 祖母が遺(のこ)した着物を着たい一心で……

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