薄く切った冬瓜を干し海老(えび)の戻し汁と調味料で炒め煮にして、
最後に水溶き片栗粉でとろみをつければ、
ちょっぴりハードルが高かったあんかけもお手軽に。
しょうがを効かせてきりっと夏らしい味に仕上げるのがお約束。
濃いめの味つけにして、ご飯にかけて丼にしてもおいしい。
材料((2~3人分))
冬瓜……⅛個(約400~450g、皮・ワタ付き)
干し海老……25g
しょうが(千切り)……大1 片分
酒……大さじ2
塩……小さじ¼
油……大さじ1
片栗粉……小さじ⅔~1
つくり方
- 1
ボウルに干し海老と水250㎖(分量外)を入れ、干し海老がやわらかくなるまで浸す(a)。
- 2
冬瓜を縦半分に切り、種とワタをスプーンで取り除いて皮をむく。1~1.5㎝厚さに切る(b)。
- 3
フライパンに油を熱し、しょうがと冬瓜を炒める。
- 4
すっと竹串が通るくらいになったら水にさらし(c)、中心まで冷めたらざるにあげて水気を切る。
- 5
冬瓜の表面が透き通ったら、 と酒を加える(c)。ぐらぐらと煮立ちはじめたら火を弱め、冬瓜が箸で切れるくらいやわらかくなるまで煮る。
- 6
冬瓜と煮汁の味をみて、塩で味を調える。
- 7
フライパンを傾けて煮汁を寄せ、木べらで煮汁をかき混ぜながら、小さじ1の水(分量外)で溶いた片栗粉を一定の位置から加えてとろみをつける(d)。全体をざっと混ぜ、あんを絡ませる。
つくり方備考
冬瓜のキホン
①冬瓜をカットする。
左から横半分にした½、それを縦半分にした¼、さらに縦半分にした1/8の状態(キホンの手順1)。
②ワタをスプーンで取る。
1/2の状態からさらに縦半分に切り、種とワタをスプーンで取り除く(キホンの手順2)。
③ピーラーで皮をむく。
冬瓜の皮を上にしてまな板に置き、片手で固定してピーラーで皮を薄くむく(キホンの手順3)。
(ピーラーがない場合)
手で持ちやすい大きさ(5㎝くらい)に切り、包丁で薄く皮をむく(キホンの手順4)。
教える人:前沢リカさん
旬の野菜と乾物を主役にした和食料理の店「七草」店主。東京・下北沢に店をオープンして今年で11年。和食の基本は押さえつつ、西洋のエッセンスも採り入れたアプローチに定評がある。http://nana-kusa.net/
文、構成=和田紀子
撮影=神林環
着付け=木村智華子(シックスセンス)