黄金に輝く小判や財宝をほうふつさせるおめでたい栗に紅白に蒸したりんごを添えて
材料(つくりやすい分量)
さつまいも(皮をむいて) 250g、くちなし 3個、砂糖 80g、水 50ml、栗の甘露煮 6個、紅玉 1/2個、塩 ひとつまみ、レモン汁 小さじ1
つくり方
- 1
さつまいもは3cmの長さの輪切りにして、縦に四等分に切って水に30分ほどさらす。
- 2
1.がかぶるくらいの水(分量外)と、つぶしてからさらしなどで包んだくちなしを鍋に入れ、火にかけて煮る。
- 3
2.を熱いうちに裏ごしをしてから鍋に入れる(粗くつぶすだけでもOK)。砂糖を入れ練って、水を入れもったりするまで弱火にかけながらさらに練る(冷めると一段と固くなるので、固くなる手前で練るのをやめる)。最後に栗の甘露煮を混ぜる
- 4
紅玉は四等分のくし切りにして5mmの厚さのいちょう切りにする。ボウルに入れ塩、レモン汁を混ぜ、蒸し器でやわらかくなるまで蒸す。
- 5
器に3.を盛り、4.を添える。
その他・備考
─ point─
栗きんとんの甘さを引き締めてくれるのが、紅玉の酸味。
色があせないように、煮るのではなく蒸すのがポイント。
鮮やかな紅白で、よりおめでたく。[備考1]
教える人:冷水希三子(ひやみずきみこ)
素材を生かしたシンプルな料理で人気のフードコーディネーター。雑誌や広告、イベントなどでレシピやフードコーディネートを手がける。『ONE PLATE OF SEASONS』(アノニマスタジオ)、『おいしい七変化 小麦粉』『WECK COOKING』(ともに京阪神エルマガジン社)などがある。栃木県那須塩原市につくられた自然と人をつなぐプロジェクト「森をひらくこと、T.O.D.A.」では、キッチン部門のディレクションを担当。
文、構成・高橋紡
撮影・新居明子
着付け・木村智華子(シックスセンス)