香ばしい焼きなすと赤味噌のたれが絶妙な味わいに。添えたゴーヤーも爽やか
材料(2人分)
なす 1本、ゴーヤー 3cm、木綿豆腐 1丁、塩 少々 (a)味噌だれ(赤味噌 30g、醤油小さじ1/2、だし(なければ水)大さじ2、砂糖 小さじ1)
※甘めのタレが好みの場合、上記の砂糖を加えるとよい。
つくり方
- 1
豆腐は器のサイズに合わせて切り、キッチンペーパーの上に10分ほど置いて水けを切る。ゴーヤーは縦半分に切り、種をとり除いて薄切りにする。塩を全体に振りかけて5分ほど置き、キッチンペーパで包んでしっかりと水分を絞る。
- 2
ボウルに(a)の材料をすべて入れてよく混ぜ合わせ、味噌だれをつくる。
- 3
なすはへたを落とし、よく熱した焼き網にのせて弱めの中火で焼く(写真A)。火に当たっている部分が焦げたら4分の1ずつ回転させながら、全体を焼く。全体にシワが寄り、箸で押すとすぐにへこむ状態になればOK。
- 4
3.を氷水に落とし(写真B)、15秒ほどひたして引き上げる。煮びたしと同じ要領で皮をむく(写真C)。
- 5
器に1.の豆腐、粗熱がとれ食べやすい大きさに手で裂いた焼きなす、ゴーヤーをのせ、味噌だれを添える。
つくり方備考
焼きなすのアレンジ
焼きなすをすりながしに
焼きなすは、フードプロセッサーを使って、すりながしにしてもおいしい。焼きなすならではの香ばしさと優しい甘味が、じんわりと口に広がっていく。
[つくり方]
1.なす(2人分で5~6本)が焼き上がったら、 氷水にとらずに縦半分に切り、 バットに入れて熱いうちにスプーンで中身をかき出す。
2.なすの中身とバットに残った水分をフードプロセッサーに入れてピュレにする。 ピュレにだし(300ml)を3回に分けて入れながら、徐々にのばしていく。 ポタージュ程度の濃度になるよう、調整をする。
3.ポタージュ状になったらボウルに移し、 塩とレモンの絞り汁(各少々)で味を調え冷蔵庫で冷やす。 食べる直前に器に注ぎ、オリーブオイル(適量)を回しかける。
教える人:前沢リカ
東京・下北沢にある、季節の野菜を中心とした和食の店「七草」の前沢リカさん。素材そのものの味を丁寧に引き出す料理は、どこか懐しい味わいのものばかり。こぢんまりとした心地良い店内には、自然体のもてなしの心があふれている。http://nana-kusa.net/
文・鹿野真砂美
撮影・馬場敬子
着つけ・木村智華子(シックスセンス)