翡翠なすと、ぷるんとしただしゼリーの淡白な味わいには、すだちの酸味とわさびの香味が絶妙なアクセントに。
材料(2人分)
なすの煮びたし(冷やしたもの)2本分、すだちの絞り汁 1個分、おろしわさび 適量、だし 180ml、淡口醤油 小さじ1/2、塩 小さじ1/4、ゼラチン 3g
※だし+淡口醤油+塩は、市販のめんつゆを薄めて代用できる。
※だしは、素材の味が引き立つだしの引き方を参照
つくり方
- 1
ゼリーをつくる。ボウルにだし大さじ2とゼラチンを入れて混ぜ、ゼラチンをふやかす。
- 2
鍋に残りのだしを入れ火にかける。沸いたら弱火にして淡口醤油と塩で味を調え、ふやかしたゼラチンを加える。ゼラチンが溶けたら火からおろして粗熱をとる。冷蔵庫で冷やし固める。急ぐ場合は鍋ごと氷水につけて粗熱をとり、冷やし固めるといい。
- 3
なすの煮びたしを縦4等分にしてから長さ1cmに切る。キッチンペーパーに包み、そっと手で押さえて軽く煮汁を切ってから、すだちの絞り汁をかけ、さっと和える。
- 4
器にスプーンで崩した2.と3.を交互に入れ、おろしわさびを添える。なす、だしゼリー、おろしわさびをスプーンで混ぜながらいただく。
教える人:前沢リカ
東京・下北沢にある、季節の野菜を中心とした和食の店「七草」の前沢リカさん。素材そのものの味を丁寧に引き出す料理は、どこか懐しい味わいのものばかり。こぢんまりとした心地良い店内には、自然体のもてなしの心があふれている。http://nana-kusa.net/
文・鹿野真砂美
撮影・馬場敬子
着つけ・木村智華子(シックスセンス)