小さく刻むと鮮烈な香りが口いっぱいに広がる
材料
【干し柚子】
柚子・適量・ざる
【刻んだ干し柚子をふった冷や奴】
干し柚子(キッチンバサミで細かく刻んだもの)小さじ1/2、絹ごし豆腐1/2丁、白ごま小さじ1、ちりめんじゃこ大さじ1、油小さじ1、塩ひとつまみ、しょうゆ少々
【刻んだ干し柚子をふって混ぜたサラダ】
干し柚子(キッチンバサミで細かく刻んだもの)小さじ1、サラダほうれん草1束(約100g)、エリンギ大2本(100g)、ベーコン2枚【A 酢大さじ1、オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/2弱】
つくり方
- 1
柚子は洗って水気を拭き、薄い輪切り、または半月切りにする。
- 2
ざるに重ならないように並べて、1~2日ほど天日で干す。
- 3
カラカラに干し上がったら、密閉容器に入れる。冷蔵庫で一カ月ほど保存可能。種は使うときに取り除く。
つくり方備考
◎アレンジレシピ【刻んだ干し柚子をふった冷や奴】
干し柚子は粗く刻んで使うと、
ぐっと香りが引き立つ。
ごまとちりめんじゃこの香ばしさと相まって、
重層的な味わいの冷や奴に。
<つくり方>
1.白ごまは、フライパンなどで香ばしくいり、取り出しておく。同じフライパンに、油、ちりめんじゃこ、塩を入れて火にかける。あまりつつかず、少し色づいたら取り出す。
2.水気を切った豆腐を器に入れ、1.の白ごまを指でひねりながらのせ、ちりめんじゃこと干し柚子をのせて、しょうゆをひとたらしする。
◎アレンジレシピ【刻んだ干し柚子をふって混ぜたサラダ】
刻んだ干し柚子は万能選手。
ちょっと洋風な料理にもひと味違った
アクセントとなる。
オリーブオイルの風味とも相性がいい。
<つくり方>
1.エリンギは半分の長さに切ってから、厚さ2~3mmの薄切りにする。ほうれん草はざく切りに、ベーコンは1cm幅に切る。Aは合わせてよく混ぜる。
2.フライパンを中火にかけて油少々(分量外)をひき、ベーコンとエリンギを炒める。焼き色がついたらボウルに入れ、氷水に当てて冷ます。
3.2.が冷めたら、刻んだ柚子とほうれん草を加えてざっと混ぜる。食べる直前に、Aを回しかけて全体をざっと混ぜる。
教える人:松本朱希子
「かえる食堂」として、ケータリングや著書などを通して、シンプルで飽きのこない料理を紹介している料理家の松本さん。実家の広島から届く野菜や果物、魚を使い、季節に寄り添った料理を提案している。著書に『はじめまして。「かえる食堂」です』(主婦と生活社)などがある。
文・鹿野真砂美
撮影・馬場敬子
着つけ・小林久美(東三季)