干しぶどう レーズンバター「ぶどうの干し方 [干す日数:約10日]」果物を干す(1)

干しぶどう レーズンバター

枝つきのままチーズを添えれば、それだけでワインのおつまみに。デラウェアの優しい甘さが、チーズの塩気とからみ合う。

材料

デラウェア・適量

[レーズンバター]
干しぶどう15g、はちみつ小さじ1、無塩バター30g ※バターはボウルに入れ、室温にしておく。

焼酎(消毒用にあれば)・適量、霧吹き(焼酎を吹きつけるため)、たこ糸、キッチンバサミ

つくり方

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    デラウェアは洗って水気を切り、キッチンバサミで枝を少しずつ切り分ける。ぶどうの粒同士が密着している部分は、乾きをよくするため、特に小さく切る。消毒のために、全体に焼酎を軽く吹きつける。焼酎がなければ、この作業は省略してもOK。(写真A)

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    たこ糸を50㎝ほどの長さに切り、まずは一番下になる部分を、切り分けたぶどうの枝にくくりつけて結ぶ。後は少しずつ間隔を空けながら、枝にたこ糸を結びつけていく。つるす場所にもよるが、糸の一番上に輪をつくると、干しやすくなる。(写真B)

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    風通しのよい場所につるし、天日で10日ほど干せば完成。つるしっぱなしにせず、日が落ちたら取り込み、翌朝またつるす作業を忘れずに。雨の場合、湿気を避けるためにも家に取り込むほうがいい。

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    干した後は、キッチンバサミでたこ糸を切ってはずす。密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、一カ月ほど楽しめる。

  • (写真A)
  • (写真B)
  • [備考:レーズンバター]
  • [備考:レーズンバター(C)]

つくり方備考

◎アレンジレシピ「レーズンバターにする」
トーストした食パンに、
レーズンバターをたっぷり塗って。
バターが溶けてふわっと香りが立ち上る。
レーズンの食感も楽しい。

<つくり方>
1.干しぶどうを包丁で粗く刻む。バターが入ったボウルに、刻んだ干しぶどうとはちみつを加え、ゴムベラでよく混ぜる。(備考C)
2.少し深さのある器に1.を入れ、ラップをして冷蔵庫で冷やし固める。冷蔵で10日ほど保存可能。

教える人:松本朱希子

干しぶどう レーズンバター「ぶどうの干し方  [干す日数:約10日]」

「かえる食堂」として、ケータリングや著書などを通して、シンプルで飽きのこない料理を紹介している料理家の松本さん。実家の広島から届く野菜や果物、魚を使い、季節に寄り添った料理を提案している。著書に『はじめまして。「かえる食堂」です』(主婦と生活社)などがある。


文・鹿野真砂美
撮影・馬場敬子
着つけ・小林久美(東三季)