シャッキリ、プリプリとした食感のきのこと、醤油の香ばしさがたまらない!ふわ~っと鼻から抜けていく香りは、秋そのもの。
材料(4人分)
椎茸 4枚(100g)、しめじ 1/2パック(100g)、油揚げ 1枚、にんじん 1/4本(20g)、酒 大さじ1、醤油 大さじ1と1/2、水 大さじ2、サラダ油 大さじ1、温かいご飯 1.5合分 仕上げ用に万能ねぎの小口切り・すだち 各適宜
※椎茸やしめじは、舞茸、エリンギ、えのき茸などでもOK。
つくり方
- 1
椎茸は石づきの固い部分を切り、軸は薄切りに、かさの部分も厚さ5mmの薄切りにする。(写真A)
- 2
しめじは根元のおがくずが付いている部分を切り、手でほぐす。(写真B)
- 3
油揚げは1cm角に切る。油抜きは必要ないが、表面に油が多く浮いているようなら、熱湯をサッとかけるといい。(写真C)
- 4
にんじんは皮をむき、マッチ棒程度の太さのせん切りにする。(写真D)
- 5
フライパンにサラダ油をひいて中火にかけ、1.から4.のまでのすべての材料を入れる。旨味を引き出すには、ある程度高い温度でしっかりと炒めるのがポイント。全体がくったりとして、カサが減るまで炒めたら、醤油、水を加える。(写真E)
- 6
材料全体に水分を行き渡らせ、にんじんにしっかりと火を通す。フライパンを寄せると煮汁が少し溜まる程度で火からおろす。(写真F)
- 7
ボウルに入れた温かいご飯にかけ、しゃもじで全体をまぜ合わせる。仕上げに万能ねぎ、すだちを添える。(写真G)
教える人:瀬尾幸子
身近な食材を使い、“無駄と無理”を省いたシンプルなレシピにファンが多い、料理研究家。著書に、ベストセラーの『おつまみ横丁』(池田書店)がある。ふだんから着物を着る機会が多く、書道、茶道、陶芸など趣味も幅広い。
文 鹿野真砂美
撮影 馬場敬子