伊勢藤

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【本日の着物】
濃いグレーに小豆色のドットの
お召し風紬

博多半幅帯

淡い緑の帯締め
【今日のひと工夫】
久しぶりの部活、しかも大好きな正統派酒場! 紬だけど、かしこまり過ぎないように、半幅帯を締めました。しかし、どうも地味。地味すぎる。トイレの鏡を見て、ぎょぎょっとしまいました。衿はクリーム色だったんですが、小物にもうちょっと遊び心があって良かったなあと反省しました。

2010年2月×日


年が変わって最初の「ちょい飲み部」。
「今年もいろいろなところへ飲みに行こう!」と思案を重ね、選んだ先は、神楽坂の老舗居酒屋「伊勢藤」。
静かに盃を重ねつつ、店の風情を楽しむような常連客に愛される、いわゆる名店です。
今回から新入部員(男。着物見習い中)が加わり、4人で縄のれんをくぐると、いきなり現れたのは土間に囲炉裏。カウンターの常連とおぼしきオジサマ方の視線を気にしつつ、部員たちは隣の座敷に通されました。
入って驚いたのは、店内の静かさ。
緊張感漂う雰囲気に、一同、圧倒され気味です。
「囲炉裏の周りのカウンターは常連さん専用なのかな」
「大きな声で話したら、目立っちゃうね」
「あっ。携帯の着信音を切っておかないと」
と、部員の話し声も、自然と小さくなっていきます。
酒は日本酒「白鷹」のみ。お通しとして出てくる一汁四菜もしみじみとおいしいものばかり。ついつい酒が進みます。
とにかくこの背筋が伸びるような独特の空気が印象的です。
新入部員は思ったのでした。
「初めて訪れたけれど、着物の3人と訪れたのはすごく良かったのかもしれない。
年配の常連客の中では、やや目立ってしまう世代の部員たちも、着物を着ていることで、名店の空気に意外となじめたような気がする」
(と、とりあえず先輩をおだてておきます)

2月の部活報告

伊勢藤

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