「プレジデント」の最優先は「おもしろくて役に立つ」
「プレジデント」には「記者」がいません。私たちは「記者」ではなく、「編集者」です。記者の最優先は「新しい」ですが、編集者の最優先は「おもしろい」です。
どちらにも価値はあると思います。ただし、記者は、自身の価値判断から「なにを報じるべきか」と考えることを求められます。俗に「ニュース判断」と呼ばれるものです。「社会の木鐸」などと呼ばれるのも、そうした機能があるからです。
一方、「プレジデント」では「ニュース判断」はしません。「社会の木鐸」でもありません。どれだけ新しい話題でも、読者にとっておもしろくなければ、記事にはしないからです。言い換えれば、読者の代理人として働くのが編集者です。おもしろい話題を探し出し、とびきりの書き手を見つけ、読者が膝を打つ記事を作ります。そうしなければ、本当に仕事の役に立つ記事は出せないと考えています。
ビジネスジャンルでこうした立場をクリアにしている媒体はほかにないはずです。「プレジデント」というユニークで価値のある媒体を、ぜひご活用ください。