Sponsored by 公文教育研究会
小学校へ入学する前からKUMONの教室に子どもを通わせる保護者が数多くいます。KUMONの教室が、長年にわたって支持される理由はなんでしょう?
1954年、当時高校の数学教師だった公文 公が、わが子のために手作りの教材を生み出した。それが周囲の評判を呼び、翌年からの公文式教室開設の始まりへとつながる。いまやKUMONの教室は日本国内にとどまらず、世界60以上の国と地域に広がる。
幼児期から学びを始めることで、子どもに自信を持たせたい
KUMONの教室と、ほかの一般的な学習塾との違いをよく知らないという人も多いのではないだろうか。KUMONを始める時期はさまざまだが、小学校入学前・低学年・高学年と分けてみると、小学校入学前が最も多い。なぜ、まだ教科としての学習が始まっていない小学校入学前からKUMONに入会するのか?
インターネットで全国の幼稚園児・保育園児の保護者5,758名を対象に調査したところ、「わが子は小学校の入学前準備ができている」という設問に否定的な回答選択肢を選んだ割合が68%にも上った。小学校入学後の勉強に対して、漠然とした不安を抱いている保護者の姿が浮かぶ。そうした人たちが、入学前準備の必要性を感じてKUMONに入会するケースも多いと考えられる。
n=309名
n=162名
KUMONに入会している幼稚園児・保育園児(年少〜年長)の保護者147名と小学1〜2年生の保護者162名、計309名を対象に、インターネットで調査を実施。調査期間は2022年5月24日〜6月1日。
さらに調査データを見てみよう。幼児からKUMONに入会している小学1〜2年生の保護者の92%は「KUMONが小学校の入学前準備に役立った」と答え、幼児の保護者も加えると97%が「KUMONに入会して良かった」と満足している。入会理由として一番多かったのは「早めに勉強を始めることで、子どもに自信を持たせたいから」で、次点が「家の近くにKUMONの教室があったから」だ。多くの保護者が、小学校入学前から早めに学習を始めたいと考え、自宅近くの教室へ足を運んでいることがわかる。
年齢や学年にとらわれず、一人ひとりの力に応じた「ちょうどの学習」を取り入れている。学びの楽しさやできる喜びを育みながら学力を高め、その子の能力を最大限に伸ばす。
教材は、やさしい問題から高度な問題へと、きめ細かなスモールステップで構成されている。自分で読み、考え、解いていく自学自習形式で学習を進めるため、自ら学ぶ力が身につく。
「一人ひとりのできること」を見つけて子どもの可能性を引き出す存在、それがKUMONの先生だ。子どもたちの学力や個性をきちんと把握したうえで、認め、褒め、励ましながら「ちょうどの学習」をできるようにサポートを行う。
n=309名
n=309名
KUMONに入会している幼稚園児・保育園児(年少〜年長)の保護者147名と小学1〜2年生の保護者162名、計309名を対象に、インターネットで調査を実施。調査期間は2022年5月24日〜6月1日。
「入会して間もないが、教室で先生に褒められるのを楽しみにしており、自ら進んで文字を覚えるようになった」(年中)
「子どもを根気強く見守り、些細なことでも褒めて可能性を引き出してくれる」(小2)「できること」から始めれば、子どもの自信が育まれる
長年にわたり、KUMONが入会者から支持されている理由は大きく分けて三つある。
一つ目は、子どもの成長に合わせた「ちょうどの学習」だ。その子どものできることから無理なく学習を始め、年齢や学年にとらわれることなく、一人ひとりの力に応じて学んでいくスタイルだ。もちろん、同じ教室に通う友達と比べられることもない。自分のペースで学習することで、できることが増えていく。そうして、多くの子どもたちは学ぶことが好きになり、学習そのものを楽しむようになっていくのだ。
二つ目は、子どもたちが取り組む教材だ。KUMONでは、入会時に一人ひとりの「できること」を把握する。数を数える、ひらがなを読むといったステップから始める子どもでも、それに応じて学習できる教材が準備されている。できることから学習することで、次第に自分から取り組む力を身につけられるよう独自に開発された教材である。きめ細かなスモールステップで、できることやわかることが少しずつ増えていくように考案されており、それが子どもの「できた、わかった」という自信を育んでいくのだ。
そして三つ目は、教室で子どもたちを見守る公文式の指導者の存在である。教室の指導者は、それぞれの子どもの学習の様子から「できること」を観察し、一人ひとりの「ちょうど」を把握したうえで、適切な教材を選ぶ。そして子どもを褒め、励ましながら、必要であれば指導する。その結果、子どもたちは自分で学ぶ力を身につけられるようになるのだ。調査に寄せられた保護者の声(下記)からも、公文式の指導者に対する信頼の厚さがわかる。
わが子が小学校入学時に勉強でつまずかぬよう、なにかしらの準備をしておきたい。勉強好きになってほしいし、できればより賢くなってほしい。そう考えるのであれば、一人ひとりができるところから学習し、未知の内容も「自分でできた」という成功体験を持たせるべきではないだろうか。KUMONは、その具体的なメソッドを持っている。
小学校に入学する前から通っていたKUMONの教室で、学ぶことの楽しさを知ったという吉村佳祐さん。名門、灘中学校・高等学校を経て東京大学へと進み、現在は同大学院で建築木材の研究に勤しむ。
「人生において一番大事なのは学び続けること。いま僕が、それを楽しみながら実践できているのは、幼い頃からKUMONの教室に通っていたおかげです」
褒められる喜びから自ら考える楽しみへ
通い始めたのは5歳のとき。一緒に遊んでいた近所のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが、いつも途中で遊びを抜けてKUMONの教室に通っていた。それを見て「僕も通ってみたい」と両親にお願いしたという。
「教室は団地の集会所を利用したアットホームな空間で、先生がとても優しかった。先生と会えるのが楽しくて通っていたことをよく覚えています。勉強をすれば先生も両親もすごく褒めてくれる。それがうれしくて、さらに勉強をする。またできることが増えて、それをまた褒められる。そんなふうに、できることがだんだんと増えていきました」
小学校入学前に1年生の範囲も学習。国語では、「ひらがな、カタカナ、漢字の読み・書き」、算数では、「たし算、ひき算」に進めていたので、入学後はいいスタートが切れたという。成績は常に上位をキープ。おかげで自信がつき、ますます勉強が楽しくなっていった。5歳下の妹にも勧め、兄妹で仲良く通い続けた。
中学受験のため4年生の夏にいったん教室を退会。代わりに受験専門の進学塾に通い始めたが、「自ら学ぶKUMONの教室の楽しさも忘れられなくて」進学塾に通いながらKUMONの教室に復帰する。
「KUMONの数学には例題があり、それを見てなぜそうなるのかを自分で考えます。そのステップがとても楽しかった。それは、大学や大学院に進んでからも変わりませんでした。たとえば定理を覚えるときも丸暗記はしない。なぜそうなるのかを理解できるまで考えます。大げさに聞こえるかもしれませんが、定理を考えた先人たちの思考の過程をたどっているようなものです。僕にとってはそれがとても面白い。5歳でKUMONを始めたばかりの頃は褒めてもらえるのがうれしかったけれど、高学年の頃からは教材を解きながら、なぜそうなるのかを考え進んでいくことに、自分なりの楽しさを見いだしていたんです」
一番の得意科目だった算数・数学には、特に熱が入った。灘中合格後、中学1年生で退会するときには、高校レベルの微分積分まで進めていたという。
学ぶ楽しさを知るには早めに勉強を始めること
KUMONの指導は、中学受験時や大学入学後にも役立ったと吉村さんは振り返る。
「たとえば数学の問題を解くには、まず解法を考えつき、それから計算しないといけません。KUMONで身につけた計算力のおかげで、僕は計算の処理スピードが速い。そのぶん、解法を考える時間に割くことができるんです。これは大きなアドバンテージとなりました。また、大学では日常的に論文を読んだり書いたりしますが、それを難なくできるのは、KUMONの国語でさまざまなジャンルの本を読み、教材に取り組んできたからです。幼児期に、学びの基礎がしっかりと築かれているんですね」
これから小学校に入学する子どもたちには、なるべく早めに勉強を始めて、学ぶことの楽しさを知ってほしいという。
「年齢が上がると、ゲームや漫画、動画など、ほかの楽しいものに目が移っていくでしょう。そもそも勉強もそうした楽しいものの一つですから、その楽しさを早くに知っていれば、その後も学ぶことが苦になりません。僕は小学校入学前からKUMONの教室に通えて、本当に良かったと思っています」
KUMONの国語教材が誕生してから約40年。この間に、学習効果を高めるための工夫・改訂がたびたび重ねられてきた。ひらがなの読み・書きを学習する幼児向けの教材群も全面的な大改訂を行い、いよいよ今秋から投入される。改訂に携わった、公文教育研究会の石川洋輔さんに話を聞いた。
自学自習の力をつけるには読む力を養うことが大事
そもそも、KUMONの国語教材には、どんな思いが込められているのだろう。
「KUMONでは、算数・数学教材しかなかった時代から読書を重視してきました。自学自習の力、すなわち人から教えられるのではなく自ら学ぶ力の土台には、読書があると考えたからです。いろいろな本を読むことで多様な人の考え方に触れることができる。そうした読書を通じて、自分はどんなふうに生きていくのかを考えられるようになってほしいと願っています」
そんな学びの土台となる読む力を体系的に身につけるために生まれたのが、公文式国語教材だ。
教材には、さまざまなジャンルの多種多様な作品が登場する。それらを「読み」、読み取った内容をさまざまな切り口で「書く」学習を繰り返すことによって、読解力が高まるよう全体が構成されているのが特長だ。
公文式に入会した幼児の多くが、「読み」の教材で学びを始めるという。「りんご」や「みかん」など身近な言葉から始め、短文やお話で読む力をだんだんと高め、言葉や文をひらがなで書く学習へとステップアップしていくのだ。
「読む力がついたとしても、そこがゴールではない。読んでわかったことを起点に、自分で考えることへつなげていかなければなりません。読み・書きの力をつける教材は、あくまで国語教材のスタート地点。そこから学習を続けていくことで身につけた力は、将来どんな分野に進むにしても、学びの土台となってくれるでしょう。一人でも多くの子どもに、KUMONの教材で伸びていってほしいですね」
子どもが自分の力で次のステップに進みやすくなった
今回改訂したのは、子どもたちが「ひらがなの読み・書き」を学ぶ教材です。目指したのは、書きたいと思った言葉をひらがなで自在に書ける力、そして小1教科書くらいのひらがな文をすらすら音読できる力です。どうすればこうした力を、これまでにも増して楽しく取り組みながら、子どもたち自ら高めていけるのか? 私を含めた国語チームのメンバーが、教材改訂に向け仮説と検証を繰り返しました。
より良い教材にするための方法は、子どもたちや現場の先生から学ぶことに尽きます。子どもたちはどこでつまずくのか、先生はどんな指導をしているのか。全国の教室からデータを集め、一つひとつのステップについて、次の段階へ進みやすくなるよう改良していきました。
完成した改訂版教材は、楽しく学習しながら、これまでよりも着実に読み・書きの力がつくようになっています。一人でも多くの子どもたちに学習してもらいたいと思います。
●お問い合わせ/株式会社 公文教育研究会
堀 隆弘(吉村さん)、宮部智史(石川さん)=撮影