小学生のママに知ってほしいiPad勉強アプリ【第3回】
「ウチにiPadはあるのだけど、ゲームとYouTubeにしか使ってくれなくて・・・」 そんな悩みはありませんか? せっかく買ったiPad、遊びだけでなく勉強にも使ってほしい! そんなママたちのために、家庭でも使えるイチオシのiPadアプリをご紹介。 紹介くださるのは、学校や塾、専門スクールなど、教育現場でiPadを活用した学びに取り組んでいる9人の先生(iTeachers)たち。 お子さんが自分から学ぶ姿が見られるようになるかもしれません。
第2回では、小学校低学年におすすめの知育アプリをご紹介いただいたデジタルハリウッド大学の栗谷先生、今回は小学校高学年の子におすすめのアプリを教えてもらいました。もう一つのおすすめアプリは「Tinybopのきかいのしくみ」というアプリ。
□ Tinybopのきかいのしくみ 〜あそんでまなぼう(有料 ¥400)
各ステージに用意されているのは、「てこ」や「滑車」、「車輪と車軸」など理科の教科書に出てくる道具。道具の使い方の説明がないこともあり、実際に触って動かしながら操作方法を学んでいき、物理の法則を体感することができます。点数だとかステージクリアなどのゴール設定がないゲームで、子供自身が工夫して遊べる一風変わったアプリです。
例えば、「てこ」のステージでは、「てこ」を使ってボールを飛ばすことでお城を壊すゲームです。早く壊さないと自動的にお城が復元されていくので、いかにスピーティーに効率的に壊すかがポイント。そこで、「支点と力点の距離を遠くすると、ボールが遠くに飛ぶ」といったコツをつかむと同時に「てこの原理」を学ぶわけです。自分でこの原理を見つけるのが苦手な子には、親がちょっとだけヒントを出してあげるといいですね。
昔も今も、子供は遊びの中から多くを学ぶことに変わりはありません。子供が遊んで学ぶ環境の1つとして、このようなアプリをうまく活用してみてはいかがでしょうか。
【iTeachersプロフィール】
栗谷 幸助 先生 (デジタルハリウッド / デジタルハリウッド大学)
大学卒業後に流通業に就くが、在職中にWebの魅力に触れ、Web業界へ転身。WebデザインユニットでWebの企画・デザイン・サイト運営等を手掛けながら、各地で関連の講師を担当。その後、2004年よりデジタルハリウッドに所属し、専任講師として専門スクール・大学でWebデザインのスキルを幅広く伝えている。
【筆者プロフィール】
小池 幸司 (教育ICTコンサルタント / 学習塾 俊英館)
2011年3月、他の学習塾に先駆けてiPad導入を実現。教育現場におけるICTの導入・活用を推進すべく、講演や執筆活動を通じて自社のiPad導入事例やノウハウを発信。2013年3月にはiPad×教育をテーマにした初の実践的書籍「iPad教育活用 7つの秘訣」をプロデュース。iTeachers発起人。
タブレットや電子黒板といったICT機器をうまく活用することで、学校をはじめとする教育機関でも“新しい学び”が広まりつつあります。iTeachers TVはそんな教育現場のいまをお届けする教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、その実践や取り組みをプレゼンテーション形式でご紹介します。番組は毎週水曜日の夜にYouTubeで配信。ぜひチャンネル登録をしてご覧ください。