日本生命賞たくましく生きる力

テーマ:たくましく生きる力

2025優秀賞

画題「北限に活きる」
白山健悦(64歳)
青森県上北郡 会社員


2024年2月下旬、本州最北東端の青森県東通村ひがしどおりむら尻屋崎しりやざき。広い草地に周年放牧されている野放し馬「寒立馬かんだちめ」です。チャンスは突然やってきました。いきなり駆け足で迫ってきたのです。たてがみをなびかせて迫りくる姿に圧倒されながらシャッターを切りました。温暖化の影響か、尻屋崎の冬も暖かくなっています。私たちができる取り組みについていま一度考えてみたいと思います。

2025佳作

画題「飛翔」
大槻広太(34歳)
鹿児島県熊毛郡 公務員

2025佳作

画題「小さなカメラマン」
谷野和恵(70歳)
山口県山陽小野田市 無職

2025次点(五十音順)

「戦いの時」相島陽介(39)千葉県印西市
「阿吽」佐々木康人(62)北海道河東郡
「生きる力」武内由夏(58)千葉県千葉市
「芽生える」成田 敏(77)青森県弘前市
「芽吹き」宮原淑乃(40)埼玉県飯能市

企業コメント

当社グループは『豊かな地球を未来につなぐ』ことをサステナビリティ重要課題の一つに掲げ、「気候変動」「生物多様性」「循環型社会」に向けて取り組んでいます。具体的には、社有車のEV化、グリーン電力の導入、木造営業拠点の建築、紙使用量の削減や、自然環境の保全活動等に取り組んでいます。また、機関投資家として、投融資先の温室効果ガス排出量の削減等に向け、「対話」と「資金提供」を軸に取り組みを後押ししています。

今にも力強い息遣いが聞こえてきそうで、一見、絵画かと感じてしまうほどの圧倒的な迫力が印象に残る1枚です。風雪に耐えながら、厳しい冬を過ごす寒立馬の表情、生き抜く姿からは、生命の美しさ、力強さ、躍動感が感じられます。寒立馬は青森県の天然記念物に指定されており、頭数が少ないことでも知られています。今ある自然環境を守る大切さも、改めて感じました。

日本生命保険相互会社

審査員評

優秀賞の「北限に活きる」は、こちらへ真っすぐに向かってくる馬の姿が迫力満点。寒立馬のたくましさが十分に表現されています。佳作の「飛翔」は、シャッターチャンスをうまく捉え、美しいブルーに目を奪われます。「小さなカメラマン」は、子供の堂々たる立ち姿に頼もしさを覚えました。