2025優秀賞
画題「華やぐ収穫期」
廣瀬靖之(67歳)
大阪府大阪市 無職
9月の京都府亀岡市の田園風景。青空の下、実った稲穂の波が一面に広がり、周囲を彼岸花が縁取っています。稲穂の黄金色と彼岸花の赤、空の青がとても調和していて、心が安らぐ昔から変わることのない日本の実りの秋を象徴する美しい光景だと思います。異常気象が日常化している中、無事に収穫の季(とき)を迎え、稲刈りをしている人たちもとても楽しそうに見えました。
2025佳作
画題「朝明けの恵」
坂井 誠(74歳)
長崎県佐世保市 自営業
2025佳作
画題「森の子鹿」
岡本隆雄(71歳)
京都府木津川市 無職
2025次点
「タンチョウの子育て」星 明宏(56)北海道北見市
「帰り道」三加茂幸子(74)島根県出雲市
企業コメント
伊藤忠グループは、地球規模の生物多様性を含む地球環境問題を経営の最重要課題の一つとして捉えています。企業理念である「三方よし」を実現すべく、伊藤忠グループ「環境方針」に示す生物多様性の保全を推進するために「生物多様性方針」を策定。「生物多様性に配慮した環境経営」「事業と生物多様性との関わりの把握、影響の低減」「国際的な条約と各国の国内法の遵守」などを掲げ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
大きな雲が広がる青い空に向かって真っすぐに伸びる黄金の稲穂と、その力強さに共鳴するかのごとく鮮やかに咲く彼岸花、周りを囲む緑の山脈。鮮やかな色のコントラストが美しい作品です。太陽の光、麗しの雨、豊かな土壌。たくさんの「地球のめぐみ」を受けて育まれた植物たちも、また「地球のめぐみ」です。見る人を元気づけるような前向きなエネルギーに満ちた1枚です。
審査員評
優秀賞は、見事な実りの風景と彼岸花の色の取り合わせが「地球のめぐみ」を印象付けており、この年も無事に収穫時期を迎えられた喜びも伝わってきます。水分を吸い上げる様子がクローズアップされた「朝明けの恵」と、鹿に向けられたまなざしが優しい「森の子鹿」が佳作です。