JT賞共存

テーマ:共存

2023優秀賞

画題「コンニチワ!!」
林 良子(67歳)
主婦 山口県宇部市


山口県山口市秋穂二島あいおふたじまの山間に広がる大地では、牛の放牧が行われています。何度目かの訪問となった2021年9月、土の中の虫を食べながら牛の後ろを歩いていたサギが、前に回って顔を近づけました。その光景は、まるで「コンニチワ、おいしかったヨ」としゃべりかけているかのよう。大自然で織りなされるすてきな共存の光景に、これからも出合えるよう願うばかりです。

2023佳作

画題「白鳥さんと話をしたよ」
竹下 朗(64歳)
無職 島根県出雲市

2023佳作

画題「新旧」
井上ひかり(19歳)
学生 福岡県太宰府市

2023次点(五十音順)

「農具置き場」今西  (75歳)兵庫県尼崎市
「仲間たち」田中幸恵(75歳)山口県防府市
「ひまわりダンス」谷野和恵(68歳)山口県山陽小野田市
「仲良し」馬場正幸(78歳)福島県福島市
「今を生きる古都」原田正信(69歳)奈良県奈良市

企業コメント

優秀賞の「コンニチワ!!」を見た瞬間、まさに牛とアマサギがあいさつを交わしている声が聞こえた気がしました。自然な距離感を保ちながら、種を超えて「共存」しているこのようなシーンは、彼らにとっては何気ない日常の一部なのでしょう。これからも互いに支え合い、良好な関係を築いていくことを予感させる大変印象的な一枚に、当社テーマが見事に表現されていると感じ、優秀賞に選出しました。

自然と人との共存なくして、持続可能な事業活動は成り立たないと考えるJTグループでは、環境活動を経営における重要課題の一つに位置付けています。2019年に公表した「JTグループ環境計画2030」では、再生可能エネルギーの利用推進、GHG排出量削減、水使用量削減、森林資源の循環、廃棄物削減を重点分野に設定。それぞれに設定した数値目標の達成に向け、取り組みを加速させています。

日本たばこ産業株式会社

審査員評

優秀賞は、サギが牛に何やら声をかけ、それに応じているかのような牛のまなざしが絶妙な作品です。「白鳥さんと話をしたよ」も種を超えた共存の在り方をほほ笑ましく表現しています。「新旧」は、現代的なビルと伝統的な仏閣の対比で新たな共存の可能性を示しました。