旭硝子財団賞自然の中にある幸福

テーマ:自然の中にある幸福

2023優秀賞

画題「春の散歩道」
中根英治(48歳)
会社員 埼玉県久喜市


埼玉県行田市のさきたま古墳公園にある古墳群は、2020年に国の特別史跡に指定されました。中でも丸墓山古墳は、直径100mを超える日本最大級の円墳。春には頂上に桜が咲き誇ります。雲一つない快晴となった撮影日は、多くの人々が花見を楽しむ中、長い階段を下りてくる園児たちもとても楽しそうでした。このようなすてきな場所が長く続いてほしいという思いを込めた作品です。

2023佳作

画題「春」
門林泰志郎(72歳)
パート 福島県いわき市

2023佳作

画題「ツリークライミングは楽しいな」
白木文枝(68歳)
主婦 京都府福知山市

企業コメント

優秀賞「春の散歩道」は、埼玉県にある丸墓山古墳の頂上に咲き乱れる桜と、長い階段を下りてくる幼い子どもたちを写した作品です。1000年以上も昔に作られた大きな古墳と、まだ5、6歳の小さな子どもたち。その新旧、大小の対比が自然の中で見事に描かれています。青い空を背景にした満開の桜は、希望に満ちた子どもたちの未来を祝福しているようにも見えます。

旭硝子財団は、地球サミットが開催された1992年に、地球環境問題の解決に向けて貢献した個人や組織を顕彰する地球環境国際賞「ブループラネット賞」を創設いたしました。この賞は、受賞される方に対して心から敬意を表し、さらなるご活躍を期待するとともに、私たち地球市民の一人でも多くの方々が地球環境問題を深く認識し、それぞれの立場や分野で環境問題に対応していただくことを願って設けられたものです。

公益財団法人旭硝子財団

審査員評

透き通るような青空の下、満開の桜に通ずる階段を下りてくる園児たちを収めた優秀賞。この光景自体が「自然の中にある幸福」そのものです。満開の桜と小川を写した「春」と、子どもの笑顔が魅力的な「ツリークライミングは楽しいな」の佳作2点からもテーマへのまなざしを感じます。