環境大臣賞/環境フォト大賞
画題「いのちのたび」
有馬 猛(46歳)
医療関係 鹿児島県南さつま市
日本生命賞
「たくましく生きる力」より
鹿児島県の吹上浜はアカウミガメの産卵地として知られており、保護された一部のウミガメの卵は孵化場で孵化され、その放流イベントも行われています。写真は、当時0歳の息子とウミガメの赤ちゃん。世界は環境問題をはじめ生きづらさが増していますが、この二つの命はしっかり前を見つめ、希望を持って前に進みます。そんな姿に「生きる力」を感じました。
協賛企業より
大海へ向かって力強く進むウミガメの赤ちゃんと、その姿を波打ち際に座って見つめる人間の赤ちゃん。生きる環境は違うけれど、真っすぐ前を見つめる二つの新しい生命に「たくましく生きる力」を感じます。未来には試練があるかもしれませんが、希望を持ってどうかたくましく生きていってほしい。彼らの健やかな成長を願い、思わずエールを送りたくなる作品です。
審査員評
アカウミガメが産卵のために上陸する鹿児島県の吹上浜では毎年、無事に育ったカメの赤ちゃんを放流するイベントが行われているそうです。作品はそこでのワンシーン。作者は共に0歳の息子とアカウミガメをコラボレーションしました。この情景には、誰しもが「大きく育てよ」「たくましく元気に生きよ」と応援したくなり、そのために環境保全に力を注がなくてはという意識に駆られるでしょう。メッセージ性の強い、心を打つ素晴らしい作品です。