大日精化工業賞環境色彩

テーマ:環境色彩

2022優秀賞

画題「コロナ終息祈願」
本田和博(62歳)
会社員 奈良県香芝市


奈良県五條市の生蓮寺は晴れ祈願のお寺として有名で、梅雨の時期から8月中旬まで、全国から集まった何百体もの「てるてる坊主」が訪問者を迎えてくれます。2021年は新型コロナウイルスの退散を願い、本堂正面に掛けられたアーチ中央の特大てるてる坊主はマスクを付けていました。風に舞うてるてる坊主が、正面を向いた瞬間を狙って何度もシャッターを切りました。

2022佳作

画題「資源リサイクル」
庵原邦寛(76歳)
無職 熊本県熊本市

2022佳作

画題「アラート発令」
能登正俊(75歳)
自営業 東京都府中市

2022次点(五十音順)

「秋色空間」安野哲也(60歳)高知県高知市
「春のローカル線」大岡雅人(71歳)群馬県高崎市
「取るなよ」髙畠正人(67歳)鹿児島県鹿児島市
「千紫万紅」廣瀬靖之(64歳)大阪府大阪市
「観覧車」矢延直樹(56歳)京都府京都市

企業コメント

大日精化工業では、安定的かつ長期的な成長および将来の企業価値向上のため、サプライチェーン全体のESGに関するリスク対応と、新たな価値の創出に向けた全社員の能動的な活動を奨励しています。また、環境方針に基づいた事業推進によって環境負荷の低減を図るとともに、気候変動リスクを分析し、その対応策を立案。地球温暖化やサーキュラー・エコノミーに対応したESG貢献製品の開発も進めています。

数百体に及ぶ色鮮やかなてるてる坊主が目を引きつける優秀賞「コロナ終息祈願」。弘法大師が道中の晴天を祈願したことで知られるお寺の呼び掛けにより、コロナ禍の一日も早い終息を願って全国から送られてきたものだそうです。一体一体に願いが込められたてるてる坊主がずらりと並ぶ姿はどこか楽しげでもあります。このようににぎやかに集える日が再び訪れることを願うばかりです。

大日精化工業株式会社

審査員評

中央の大きなてるてる坊主に付けられたマスクが利いている優秀賞、現代の消費の在り方を考えさせられる「資源リサイクル」、赤と青のコントラストが印象的な「アラート発令」と、今日性を重視しながら「環境色彩」を表現した3作品が入賞しました。