2022優秀賞
画題「森に遊ぶ」
大谷智巳(31歳)
会社員 岩手県滝沢市
ツキノワグマの観察を長年続けています。この作品は7月の小雨が降る日、岩手県の森の中で撮影しました。懸命に食べ物を探し回る母グマにはお構いなしに、子供たちは森の中で元気いっぱい遊び回る。そんなほほ笑ましい光景を目にしました。森は人間だけでなく、多くの生き物たちの営みを支えているということを、作品を通して伝えられればと思っています。
2022佳作
画題「森と未来に光を」
井口 光(23歳)
学生 北海道東牟婁郡古座川町
2022佳作
画題「光の饗宴」
山内 勝(76歳)
無職 兵庫県明石市
2022次点(五十音順)
「野生デビュー二日目」稲沢敏夫(67歳)栃木県那須塩原市
「苔の森の新しい生命」太田誠一(82歳)長野県北佐久郡軽井沢町
「光の中で」小佐々正伸(72歳)福岡県福岡市
「光芒の森」西澤清秀(82歳)長野県須坂市
「妖精 仄かに」林昌尚(63歳)福井県越前市
企業コメント
王子グループは、「環境ビジョン2050」で2050年度の「ネット・ゼロ・カーボン」を掲げ、「環境行動目標2030」でGHG排出量の削減目標を2018年度比70%に設定。王子の森の拡大による「CO₂吸収量の増大」と、再生可能エネルギーへの転換などによる「GHG排出量の削減」の両面から目標達成を目指します。また、プラスチック代替紙素材や環境配慮型の素材、およびそれらの製品開発を推進。森・水・紙の3つのリサイクルに注力し、持続可能な社会の構築に貢献します。
岩手県の山奥で撮影されたという優秀賞「森に遊ぶ」。2頭の子グマが無邪気に戯れる姿がほほ笑ましく写し出されています。健全な森は多くの生物を育み、人間との共生も可能にしてくれます。世界中で森の保護・育成が進み、豊かな森が増えれば、私たちの暮らしもより豊かになる。当社テーマを美しく表現している点が優秀賞選出の決め手になりました。
審査員評
森で戯れるクマの姿を描いた優秀賞を見ると、動物が生きていくには豊かな環境が必要なのだと実感します。佳作には森を守る様子をきっちり押さえた「森と未来に光を」と、テーマを「自然」という枠組みの中で捉えた「光の饗宴」が選ばれました。