大日本印刷賞大気のうた

テーマ:大気のうた

2021優秀賞

画題「明け渡る大地」
芦田千賀子(55歳)
会社員 京都府綾部市


福知山市夜久野高原の宝山は、車10台、カメラマン15人ほどでいっぱいになる小さな山です。 2019年12月の撮影日は冷え込む朝で、太陽が昇っても大地は分厚い霧で覆われていました。やがて光芒が現れ、雲が空一面に広がる壮観な光景に恵まれます。この雄大な自然がいつまでも残っていますように。そう祈りながらシャッターを切りました。

2021佳作

画題「夏日」
安井健二郎(70歳)
自営業 香川県高松市

2021佳作

画題「メルヘンの唄」
三浦奈津美(48歳)
会社員 北海道北見市

2021次点(五十音順)

「千里の朝」大嶋俊三(71歳)熊本県熊本市
「朝焼の刻」竹田 等(72歳)愛知県岡崎市
「Twilight」伊達兼敏(72歳)大阪府枚方市
「朝霧」西澤清秀(81歳)長野県須坂市
「天からの協奏曲」諸岡稔秋(65歳)茨城県稲敷郡

企業コメント

DNPは、2020年3月に「DNPグループ環境ビジョン2050」を策定。「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現に向けた「DNPならではの価値」を提供していきます。また、「気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」が提言する情報開示を行い、ステークホルダーとの対話を積極的に推進。こうした活動が評価され、国際的な環境関連非営利団体のCDP(本部:ロンドン)から、「サプライヤーエンゲージメント評価」において最高評価のリーダーボードに選出されました。

明智光秀が築いた京都・福知山市。優秀賞「明け渡る大地」からは、光と霧の演出によって、その地の自然の雄大さが伝わ ってきます。かつて光秀も同じような光景を見たのだろうか? そのとき何を思ったのだろうか? そんな歴史のロマンに浸りつつ、現代の我々に対して自然は何を語りかけているのか──。物思いにふけりたくなる作品です。

大日本印刷株式会社

審査員評

優秀賞はロケーション、気象、時刻などの条件をしっかり押さえ、雄大な光景を写し出しています。「夏日」は人物をポイントに自然のドラマを感じさせる光景を切り取った力作。「メルヘンの唄」は画題通り、大自然の中のメルヘンを感じさせる作品です。