2021優秀賞
画題「競演」
佐藤悠大(22歳)
大学生 福岡県大野城市
2019年8月の「花火ファンタジアFUKUOKA2019」当日、博多湾に浮かぶ能古島(のこのしま)へ渡りました。夕方ごろに入道雲が現れ、いくつもの落雷が。中止かな……と諦めた矢先に花火が打ち上がり、このような光景を撮影することができました。猛烈な雨による災害が増えていると感じる近年。環境との向き合い方をあらためて考えさせられました。
2021佳作
画題「最期の輝き」
安井健二郎(70歳)
自営業 香川県高松市
2021佳作
画題「天の輝き、地の灯り」
松井大典(43歳)
自営業 新潟県魚沼市
2021次点(五十音順)
「寄り添い合って」木村洋介(41歳)宮城県石巻市
「伝統を守る」砂田幸子(73歳)岡山県倉敷市
「負けるものか」長 吉秀(71歳)福岡県福岡市
「吹雪く中SL山口号」堀 紘治(78歳)岡山県岡山市
「見渡す山々」柳田佳宏(36歳)鹿児島県鹿児島市
企業コメント
意表を突く稲妻と花火の取り合わせ。優秀賞「競演」は、偶然性に頼るだけでなく、予測に基づく撮影前の素早い画面構成が功を奏しました。精密な水辺の近代都市のディテールがなければ、コラボレーションはこれほど効果を上げなかったでしょう。周到な準備と臨機応変な対応が、環境変動と近代都市のあり方を深く考えさせる作品を生みました。
キタムラグループでは、美しい自然をテーマにした独自の写真コンテストを継続しているほか、店内の写真現像機(ミニラボ)から出る廃液の安全な処理や、使用済みフィルムケース・電池・インクカートリッジの適正回収も実施。CO2の削減にも取り組んでいます。また、環境保護に取り組む団体への支援など、写真を通じたキタムラならではの環境保全活動に力を入れています。
審査員評
人工の花火と自然の稲妻との取り合わせから自然の圧倒的なパワーが伝わる優秀賞、水面とトンボの身体の色合いが印象的な「最期の輝き」、天空の彗星と人の安全を守る灯台の光を効果的に画面に配した「天の輝き、地の灯り」と秀作が揃いました。