JT賞共存

テーマ:共存

2020優秀賞

画題「大きく口を開けて」
上田哲也(22歳)
パート社員 大分県日田市


福岡市にある大濠公園は市民の憩いの場です。作品を撮影したのは6月でしたが、午後4時を回ってもまるで真夏のような日差しでした。豪雨や干ばつといった報道とあわせ、近年は気候の異常さを強く感じます。蛇口から水が滴り落ちるのを待つスズメを見たとき、私たち人間の愚かさを見た気がしました。

2020佳作

画題「優しい無視」
中村裕隆(76歳)
無職 千葉県茂原市

2020佳作

画題「アイガモ農法」
福田尚人(65歳)
無職 滋賀県野洲市

2020次点(五十音順)

「別府炎上」朝来えつ子(58歳)大分県大分市
「離島に咲く」竹内良弘(72歳)愛媛県松山市
「お気に入りの場所」長谷川裕二(49歳)長崎県佐世保市
「のんぼり洗い」平野昌子(51歳)神奈川県横浜市
「農婦と煙」山科英数(74歳)香川県丸亀市

企業コメント

JTグループでは、持続可能な事業活動の実現には自然と人との共存が重要であると考え、経営の重要課題の一つとして環境活動に取り組んでいます。事業におけるエネルギー使用や温室効果ガス排出に配慮し、事業活動由来のGHG排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指すとともに、廃棄物の削減による環境負荷低減も推進。また、水や森林などの資源の管理をサプライチェーン全体で行っています。

公園の給水用の蛇口からしずくが落ちるのを待つスズメの姿を印象的に切り取った優秀賞の「大きく口を開けて」。本作品には、自然の生き物と人工物が共存した決定的瞬間が見事におさめられています。当社テーマの「共存」が的確に表現されているとともに、メッセージ性も高いことが優秀賞選出の決め手になりました。

日本たばこ産業株式会社

審査員評

優秀賞は普段は人間が使う人工物を小鳥が使うという共存の瞬間がうまくとらえられています。佳作の「優しい無視」ではサーファーとウミガメ、一方の「アイガモ農法」では農夫とアイガモと、いずれも人間と動物が共存する姿が描かれた作品になりました。