2019優秀賞
画題「予兆」
相内悦子(69歳)
主婦 青森県青森市
6月下旬の午前3時過ぎ、八甲田連峰の眺望を楽しめることで有名な睡蓮沼に到着しました。しばらくすると、頭上に大きなつるし雲が。その迫力を収めようと場所を移動してシャッターを切った1枚目がこの作品です。近年、睡蓮沼が徐々に縮小しているような気がします。カメラを通して環境の変化をひしひしと感じています。
2019佳作
画題「七夕に願いを込めて」
花田 剛(29歳)
ドライバー 沖縄県宮古島市
2019佳作
画題「光りのシャワー」
西澤清秀(79歳)
無職 長野県須坂市
2019次点(五十音順)
「冬の日」荒木忠義(73歳)広島県広島市
「冬のへんろ道」斉藤延子(64歳)香川県観音寺市
「雲焼ける」鈴木泰信(44歳)山梨県甲斐市
「一人旅(ひとりたび)」田中健二(68歳)香川県綾歌郡
「星空に光る川」谷野隆(67歳)山口県山陽小野田市
企業コメント
大地に根付く色鮮やかな草木や花と、なにやら不穏な雲が浮かぶ空。対照的なものを同時にとらえた優秀賞「予兆」の構図にとても惹き込まれました。これから起こる天候の変化を強烈に想起させるこの一枚は、自然の美しさと恐ろしさを見事に描き出しています。佳作「七夕に願いを込めて」は、星空の美しさに心を奪われました。もう一方の佳作「光りのシャワー」は、見ている人を柔らかい気持ちにさせてくれます。
DNPは、低炭素社会の実現に向けCO2排出量の少ないエネルギーへの転換を図るとともに、再生可能エネルギーの導入も進めています。また、工場等の敷地を利用して希少種・絶滅危惧種の動植物の保全活動を行うなど、生物多様性保全も推進。さらに、リサイクルがしやすいよう単一素材を使ったフィルムパッケージの開発や、そのリサイクルを推進する技術開発・スキーム構築も進めていきます。
審査員評
優秀賞は中央に花の赤を利かせながら、美しさと恐ろしさを一枚に収めています。「七夕に願いを込めて」はデジタルカメラの機能を生かしながら構図を工夫し、テーマを表現した秀作。「光りのシャワー」は光芒が照らし出す渓谷の姿を上手にとらえています。