天上界から地球(地上)を見下ろしているかのような優秀賞「天地の星たちのはざまで」の構図に、まず引き込まれました。山々の上空の星と麓の街の光という二つの“星”の対比と、その間にかかる雲に光が溶け合う様子はとても幻想的で、“大気のうた”にふさわしい一枚です。また、佳作の「怒りと恵み」からは作者の自然に対する畏敬の念を感じました。一方の「夕暮れの舟人」は、自然がもたらす一瞬の空気感を美しく表現しています。
DNPは、低炭素社会の実現に向け、CO2排出量が少ないエネルギーへの転換や、再生可能エネルギーの導入を進めています。また、水の循環利用を推進して水使用量を削減するなど、循環型社会の構築にも尽力。さらに、工場等の敷地を利用して希少種・絶滅危惧種の保全活動を展開するなど、生物多様性への取り組みにも力を入れています。
優秀賞は天上の星、富士山、地上の明かりを合わせ、幻想的で雄大な雰囲気を生み出しています。何本もの稲妻が走る「怒りと恵み」からは天の怒りが感じられ、夕焼けが見事な「夕暮れの舟人」では手前の人物の存在が利いています。