2017優秀賞
画題「瀬戸の朝霧」
藤原敏明(59歳)
司書 広島県三原市
2013年4月、春の雨が降った翌朝に市街地で発生した朝霧が瀬戸内海に流れ込みました。島々を覆い尽くした朝霧が陽光に照らされて少しずつ色づいていきます。竜王山展望台でこの景色を独り占めしました。このような美しい風景の一瞬一瞬に、今後も感性を研ぎ澄ませていきたいです。
2017佳作
画題「夏雲湧く」
大矢信吾(50 歳)
教員 愛知県江南市
2017佳作
画題「七色のオーロラを越えて」
田村祐二(48歳)
自営業 滋賀県近江八幡市
企業コメント
DNPは持続可能な社会の実現に向け、窓に貼って自然光を有効利用する「DNP採光フィルム」や、エネルギー使用量を見える化する「省エネ診断システム」、自然エネルギーを活用した「デジタルサイネージ」など、新しい価値を創出する製品やサービスの開発に力を入れています。また、1993年には温室効果ガスの削減目標などを定めた独自の環境マネジメントシステムを構築。地球環境との共生に向け、サプライチェーン全体で取り組んでいます。
優秀賞の「瀬戸の朝霧」は、とても幻想的な作品です。瀬戸内海の水面、朝の光、顔をのぞかせる橋、山のシルエット、そして霧と、すべての調和がとれています。棚田が豊かな緑や青空、白い雲に見守られているように感じる「夏雲湧く」、虹の出迎えを喜ぶコハクチョウの姿を想起させる「七色のオーロラを越えて」の佳作2点も、テーマを見事に表現しています。
審査員評
優秀賞は背景に山並みを据えながら、つかの間の大自然の光景を客船をポイントにきっちりとらえています。「夏雲湧く」は夏の澄んだ空気と里山の感じがよく表現され、「七色のオーロラを越えて」は虹の中を白鳥が飛ぶ光景をしっかりした構図で切り取っています。