DNPは、2020年3月に「DNPグループ環境ビジョン2050」を策定しました。当社の“2050年のありたい姿”が示されたもので、社員一人一人があらゆる事業において環境との関わりを強く意識し、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」の実現を目指していきます。また、GHG排出量の2030年度までの削減目標を従来より15ポイント引き上げ、2015年度比で40%削減とした中期目標が、「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」の更新認定を取得しました。
優秀賞「霧中桜」は、凛とした空気の中、桜の木を霧が静かに包み込もうとしています。緊張感と幻想的な情景が調和した空間で、水・空気・霧・桜といったさまざまな要素が互いに対話しているかのよう。そこに自然に対する撮影者の深い敬愛の念も重なるように感じました。自然と向き合う心を忘れてはならないことを改めて教えてくれる作品です。
残雪と花を咲かせた桜を霧とともに捉えた優秀賞は、テーマ「大気のうた」を感じさせる美しい作品です。佳作には雪の中の白鷺をポイントに構成した「風雪の白拍子」、絵画を思わせるような構図の「ねぐらへの帰り道」という秀作2点が選ばれました。