プレジデントファミリー2018秋号”過去問&総仕上げ「3色スケジュール」”の付録です!
受験生家庭必見の記事『過去問&総仕上げ「3色スケジュール」』では、3年前に桜蔭中、豊島岡女子中に合格されたNさんのスケジュールを元に、9月以降の予定の立て方を紹介しました。9月以降は受験に対する親の役割が一気に増します。誌面ではかしこい塾の使い方 主任相談員の小川大介先生に、予定の立て方や注意点を解説してもらいました。
Nさんに受験本番までのスケジュールも再現してもらいました。印刷して、受験勉強のペースメーカーとしてお役立てください。
★★Nさんから皆さんへのメッセージ★★
秋以降は土日にも授業や模試が入り、なかなか自由に時間が使えません。親が意識して時間を作らないと、過去問や苦手単元の復習に十分な時間を割くのが難しいです。わが家はSAPIXにお世話になりましたが、どの塾でも基本は変わらないかと思います。当時の工夫を思い返して、まとめてみましたので、お役立ていただけましたら幸いです。
・日曜日は小6生の特別講習、志望校特訓であるSunday SAPIXが丸一日あるため、月曜日はその復習で完全に空けておきました。
・過去問は隙間時間に1教科ずつでも解いていく、という進め方もありますが、実際の入試では4科目続けて受けるので、我が家ではできるだけ一度に全教科分取り組めるようにスケジュールを配慮しました。見直しは、平日に分散して取り組みました。最終的に桜蔭中の過去問は10年分、豊島岡女子中の過去問は6年分解きました。
・Sunday SAPIXから出る志望校別対策の課題もそれなりに多いので、少し宿題のやり残しなどをカバーできる余裕を作っておいた方が無難です。特に11月は模試が最後のラッシュで、後半は疲れが出やすいので、平日の学習日にも調整日を入れました。
・過去問は冬期講習の前までに7合目か8合目あたりまで終わっているのがベストだと思います。冬期講習、正月特訓ともに貴重な実戦演習を積むので、年末年始の休みの時期はその復習に集中するようにし、あえて過去問はやりませんでした。
・1月の土曜日の午前中は算数に充てました。9月以降のSundaySAPIXで扱った志望校別対策のプリントや後期のテキストの標準問題までを徹底的に解き直しました。その他の教科については、正月特訓や冬期講習でこなしきれなかった教材を、時間を測って本番のように解く練習もやりました(特に国語は効果があると思います)。
・塾は最後の授業まで出席しました。最後の算数の授業で扱った問題が入試に出たそうです。一般的に入試では解いたことのある問題は出ないので、復習ばかりではなく、最後まで塾に出て新しい問題に取り組むという姿勢も大事かなと思います。
・直前2日間は「入試ごっこ」をやりました。両校とも本番と全く同じ時間で解き、心身を慣れさせました。
大変な時期もあと4カ月。親子二人三脚で頑張ってください。
皆さんのご多幸を心からお祈りしております。