グループ7

問題
基本問題型

校風
自由型

入試問題では比較的、処理量と確実性が求められ、自由な校風の学校は、大学付属の中に多く見られる。つまり入学後、大学入試で追い立てる必要がないため伸び伸びと教育している一方、子供が大学や社会で活躍するためには、まじめに勉強に取り組む姿勢や基礎学力を身につけた子に入学してほしいと学校側は考えているわけだ。


女子学院は、思考力メインの桜蔭と比べ基本パターンを主に出題する傾向がある。コツコツ勉強した成果が点数に表れやすいので、合格するのはまじめに勉強に取り組む子供が多い。制服や校則はなく、自由な校風だとはいえ、プロテスタントの教えを浸透させており、風紀が乱れるようなことはない。女子学院以外は、立教池袋慶應中等部青山学院法政同志社と大学付属校。系列大学にそのまま進学できるので、学習面で管理するよりも、大学の研究室と交流をして子供の好奇心を伸ばすようなサポートをしている学校が多い。校則についても厳しくなく、最低限のルールさえ守れば、ほかは任せるというのが付属校の特徴。標準的な入試問題を採用し、自由な校風の学校と聞けば、入学しやすいと考えるかもしれないが、レベルの高い学校も多く、入試難易度とは別だ。

※入試傾向は年ごと・教科ごとに異なる場合がありますので、あらかじめご注意ください。校風はお子さまにより感じ方がさまざまですので、異なる感じ方をするお子さまもいらっしゃいます。

監修:サピックス小学部 広野雅明 大学通信=データ協力