男子校・女子校とも古くからある難関~準難関レベル校に多い。入試の出題傾向も校風の自由さや面倒見のよさも中間的な位置づけにあるグループ。ややもすると中途半端ともとられかねないが、事実、今まさに岐路に立っている学校が少なくない。つまり、昔からのブランドイメージは非常に高いのだが、人気を集めにくくなっているケースもある。
海城はもともと生徒の自主性を重んじる自由な校風だったが、近年学習面や生活面での指導に力を入れている。中学では仲間づくりのオリエンテーションをしたり、グローバルに活躍するための教育を取り入れたりすることにも象徴される。城北も古くからある男子校で、大学進学指導に力を入れている学校。近年では中学から英語や数学で習熟度別クラスを取り入れるなどきめ細かいサポートで、毎年東大進学者を20人前後送り出している。神奈川の女子トップ校、フェリスでは学習面は生徒の自主性に任せるが、生活面では「自覚をもった自由」といわれ、リボンの結び方、スカートの長さなど服装に規律が求められる。プロテスタントの教えに基づく教育が行われ毎朝の礼拝もある。洗足学園は音楽教育や英語教育を重視していたが、近年では大学受験指導にも力を入れ進学実績で注目されている。